sympathy, empathy, compassionの違いをネイティブの感覚で解説!

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英語学習
さおり
さおり

こんにちは!
大卒→公立中学校英語教師(5年間)→退職→トロントでワーホリ(2019年6月~2020年4月)をしていたさおりです!

一人でふらっと海外バックパッカー旅行するのが好き。
2019年9月~10月中南米一人旅(アメリカ、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、エクアドル、ブラジル)
Twitter: @SaoriEEDnew1
   

・sympathyとempathyとcompassionってどれも「同情」「共感」って辞書に載ってるけど、違いはあるの?

こんな悩みに、合計15以上のサイトを分析して導いた答えを紹介します。

結論を先に言っちゃいますね。

sympathyempathycompassion
意味相手のつらさや悲しさを理解する相手の立場に立って、相手の気持ちや経験を理解・共感する、感情移入する相手の立場が分かった上で、助けるために行動する
成立時期1500年代半ば1909年14世紀半ば
立場自分の立場相手の立場相手の立場
似た経験なしなくてもいいなくてもいい

以下で詳しく説明します。

手っ取り早く理解したい方は、記事の最後の方にYouTube動画を紹介しているので、目次から飛んでください。

sympathy,empathy, compassionの違いを辞書で確認

dictionary

sympathyとempathyの違いを、英和辞書(日本語の説明)と英英辞書(英語の説明)でそれぞれ確認します。

1:sympathy,empathy, compassionの違い(英和辞書)

まずは、日本語での説明を比較しましょう。

sympathyempathycompassion
Longman
英和辞書
1 《U》 同情
2 《複数形で,U》 悔やみ, 気の毒な気持ち
3 《複数形で,U》 (計画・人などへの) 支持, 共感
4 《U》 (似ている人どうしの) 通じ合っている心
共感, 感情移入哀れみ, 思いやり, 同情
英辞郎
on the WEB
1 〔悪い状況にある人への〕同情、思いやり
2 共感
3 〔【政治的な】考え・計画などに対する〕同意、支持
4 悔やみ、弔慰
1 共感、感情移入
2 自己移入
〔救いたいと願う深い〕思いやり、慈悲心

どれも、同情、共感という言葉ばかりでいまいち違いが掴めないですね…。

sympathy, empathy, compassionの語源を確認!

ladder and bookshelf

日本語だと、やはり明確な違いがわかりづらい!そんなときに役立つのが、語源や単語の歴史です。

単語本来の核となるイメージを掴みましょう。

sympathyとempathyの共通語源はpathos

もうすでにお気づきの方もいるとお見ますが、2つの単語に共通しているのは-pathyです。

-pathyの語源はギリシャ語のpathosで、気持ちや感情を意味します。

意味の差が生まれるのは、接頭辞です。

sympathyのsymは「ともに、同時に」を意味するギリシャ語由来です。同じ接頭辞を持つ単語には、synonym(同義語)、symmetry(対称、シンメトリー)などがあります。

empathyのem-はin-(中に)を表します。元々は、ドイツ語の心理学用語(Einfühlung)の英訳として20世紀になって登場しました。直訳すると、”feeling-in”です。
(参考:A Short History of Empathy, The Atlantic

compassionの語源は

compassionの語源は、com(with:ともに、together:一緒に)+pati(to suffer:苦しむ)という2語を組み合わせたcompati(かわいそうに思う)という意味のラテン語です。

つまり、もともとは「一緒に苦しむ」という意味だったんですね。

古フランス語には、sympathyやpityを意味するcompassionという単語があり、それを経て14世紀半ばにcompassiounという英語ができて、現在のcompassionに至りました。

(参考:https://www.etymonline.com/word/compassion
    https://www.merriam-webster.com/dictionary/compassion

2:sympathy, empathy, compassionの違い(英英辞書)

gap difference
sympathyempathycompassion
Oxford
Learner’s
Dictionary
1 the feeling of being sorry for somebody; showing that you understand and care about somebody’s problems
2 the act of showing support for or approval of an idea, a cause, an organization, etc.
3 friendship and understanding between people who have similar opinions or interests
1 the ability to understand another person’s feelings, experience, etc.a strong feeling of sympathy for people or animals who are suffering and a desire to help them
Merriam-
Webster
1 a: an affinity, association, or relationship between persons or things wherein whatever affects one similarly affects the other
b: mutual or parallel susceptibility or a condition brought about by it
c: unity or harmony in action or effect
2 a: inclination to think or feel alike emotional or intellectual accord
b: feeling of loyalty tendency to favor or support
3 a: the act or capacity of entering into or sharing the feelings or interests of another
b: the feeling or mental state brought about by such sensitivity
4: the correlation existing between bodies capable of communicating their vibrational energy to one another through some medium
1: the action of understanding, being aware of, being sensitive to, and vicariously experiencing the feelings, thoughts, and experience of another of either the past or present without having the feelings, thoughts, and experience fully communicated in an objectively explicit manner
also the capacity for this
2: the imaginative projection of a subjective state into an object so that the object appears to be infused with it
sympathetic consciousness of others’ distress together with a desire to alleviate it
Cambridge
Dictionary
1 (an expression of) understanding and care for someone else’s suffering:
2 support and agreement:
the ability to share someone else’s feelings or experiences by imagining what it would be like to be in that person’s situation:strong feeling of sympathy and sadness for the suffering or bad luck of others and a wish to help them

共通しているのは、sympathyは他人の不幸や不運を理解し、気にかけること、empathyは、想像力を働かせて他人の気持ちや経験について理解・共有することですね。

sympathyは相手を理解することがポイントで、empathyは想像力がキーワードなようですが、まだピンとこないですね…。

compassionは相手の気持ちへの理解、共感に加えて、それをどうにかしてあげたいという強い気持ちも加わっていることがわかります。

sympathy, empathy, compassionの違いをネイティブの感覚で検証!

people talking

では、英語ネイティブはどうやってsympathy, empathy, compassionを使い分けているのでしょうか?

英語サイトを引用しながら、微妙なニュアンスの違いを検証します。( )内は引用した英文を私が和訳しました。参考程度に読んでください。

sympathyの使い方

Nowadays, sympathy is largely used to convey commiseration, pity, or feelings of sorrow for someone else who is experiencing misfortune. You feel bad for them … but you don’t know what it is like to be in their shoes.

(最近では、sympathyは不運を経験している他人への同情、気の毒さ、悲しい気持ちを伝えるのに広く使われます。他人のために残念に思いながらも、相手の立場でそれがどんな感じかを知ることはできません。)

https://www.dictionary.com/e/empathy-vs-sympathy/

sympathyは主に「弔問、お悔やみ」に使われます。

相手に起きた不幸について理解しながらも、一線引いた立場で使う言葉です。

相手の気持ちに「うんうん」と頷きはするが、同じ気持ちにはなれない(ならない)イメージですね。表面的な理解と言えるかもしれません。

empathyの使い方

empathy is putting yourself in the shoes of another, which is why actors often talk about it.

(empathyはあなた自身を他人の立場に置くことです。だから、俳優がこれについて語ることが多いんです。)

https://www.dictionary.com/e/empathy-vs-sympathy/

Empathy is the ability to experience the feelings of another person. It goes beyond sympathy, which is caring and understanding for the suffering of others.

(empathyは他人の感情を経験する能力です。empathyはsympathyの上を行きます。誰かの苦しみを気にかけ、理解することなのです。)

https://www.diffen.com/difference/Empathy_vs_Sympathy

この2つの説明にあるように、empathyの同義語や言い換え表現には” putting yourself in the shoes”(相手の身になる)が多く使われます。

つまり、相手の立場で気持ちを理解する(=感情移入する)ことがempathyなわけですね。

「俳優がempathyについて語る」というのは特徴的なフレーズです。「役に入り込む」という言葉がありますが、empathyは相手になりきって理解するというイメージなんですね!

compassionの使い方

Compassion takes empathy and sympathy a step further. When you are compassionate, you feel the pain of another (i.e., empathy) or you recognize that the person is in pain (i.e., sympathy), and then you do your best to alleviate the person’s suffering from that situation.

(compassionはempathyとsympathyを一歩先に行きます。あなたがcompassionな人なら、他人の痛みを感じたり(empathy)、他人の痛みを認識したり(sympathy)します。そして、その状況で他人が苦しんでいることを和らげるためにできることをするのです。)

https://chopra.com/articles/whats-the-difference-between-empathy-sympathy-and-compassion

You understand that your friend is feeling worried and stressed with their aging relative in hospital, so you cook the family some dinners and take their children for an afternoon. 

(あなたは友人が入院している親類に対して心配したりストレスを抱えていたりするのを理解して、そして友人家族に食事を作ってあげたり、彼らの子どもを午後預かったりします。)

http://operationmeditation.com/discover/sympathy-vs-empathy-vs-compassion/

compassionは、empathyやsympathyよりも深い次元の共感や他者理解だと書かれていますね。

単に理解するだけでなく、そのつらさや苦しみを和らげるために行動するという意味が含まれているのが大きな違いです。

compassionについては、チベット仏教の最上位クラスに位置するダライ・ラマ14世が話していることでも有名です。
(参考:Compassion and the Individual

sympathyやempathyよりも高次元なものであることがわかります。

sympathy, empathy, compassionを複数の立場で考えてみよう

doll house

sympathyは相手と一線を引きつつも、感情を理解する

empathyは相手の立場で感情を共有する、感情移入する

compassionは相手を理解した上で、行動に移す


ということがわかりました。

もう少しわかりやすくするために、シチュエーションごとにどの単語が当てはまりやすいか見てみましょう。

シチュエーション1:学校の出来事に文句を言っている子どもと、それを聞く親

子ども
子ども

今日学校でAちゃんに悪口言われた!泣
Aちゃんなんて大嫌い!

こんなとき、sympathyな親なら、「そうか、それは嫌だったね」と共感しつつ、「で、宿題やったの?」と関係ないことをすぐに質問する可能性があります。

empathyな親なら、子どもと同じ気持ちになるので、「そんなのあり得ない!今からAちゃんの親に電話して文句言ってやる!」となりそうですね。苦笑

compassionな親なら、「Aちゃんに悪口言われて悔しかったね。じゃあ、どうしたらいいかな?」と次の行動を一緒に考えることが予想できます。

元教員としては、sympathyかcompassionな親御さんであってほしいと思います…。

シチュエーション2:終末医療の現場で働く医師が患者の死、遺族の感情に向き合う

doctor suegery

sympathyな医師なら、遺族に対して敬意を示しつつ、「お悔やみ申し上げます」と言って患者の死を個人的に受け取りはしないでしょう。

もしこれがempathyな医師だと、遺族と一緒に悲しみに打ちひしがれてしまいます。

empathyの語源が心理学用語だと先述しましたが、実際に介護や看護など人の世話をする職業の人がempathyだとバーンアウトを起こしやすいそうです。

compassionな医師だったら、遺族の悲しみに寄り添いつつ、悲しみを乗り越える方法を提案するかもしれません。

ケアワーカーは、自分の心を守るためにsympathyでとどまった方がいいかもしれないですね。

シチュエーション3:仕事から帰宅して夕食。パートナーが職場の愚痴を言い始めた。

今日上司が理由も聞かずに人前で怒鳴ってきて!!話聞いてればそれ私に関係ないミスなのに!まじ意味わからない!

こんなとき、sympathyな人なら「そっかー。それは大変だったね。」と一度共感しつつ、「で、なんでそれ違うって言わなかったの?言えばいいじゃん」と主観的なアドバイスをしてパートナーをさらに怒らせるかもしれません。

empathyな人なら、相手の立場でその出来事をとらえるので、「それは災難だったね。なんでそんなことになっちゃったの?」などと質問しつつ、聞き役に徹するでしょう。

compassionな人は、それにさらに建設的な行動を提案するはずです。もちろん、相手の気持ちが落ち着いたあとで。

おまけ:sympathy, empathy, compassionを動画で理解したい人はこちら

可愛いキャラクターが、sympathyとempathyについて行動で示している動画です。相手の苦しみを和らげるために、どういう立場をとったらいいかを教えてくれる内容です。

リーダーシップに必要なのはempathyだと説明する動画です。ロールプレイの中で、「これはsympathy?それともempathy?」と紹介してくれています。

アニメーションでsympathy, empathy, compassionの違いを説明する動画です。心理学についてのチャンネルで、人間関係をよくするためのコツとして、empathyとcompassionをおすすめしています。

sympathy, empathy, compassionの違いを知って、英文のニュアンスを肌で感じよう!

happy balloons

sympathy, empathy, compassionについて簡単な図でまとめると、以下のようになります。

自作画像です

日本語で一言「同情」と言っても、英語では理解の程度やどの立場で理解するか、行動が伴うかどうか等で単語を使い分けていることがわかりました。

違いを意識して、ネイティブの感覚に近づきましょう!

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