こんにちは！
大卒→公立中学校英語教師（５年間）→退職→トロントでワーホリ（2019年6月～2020年4月）をしていたさおりです！
一人でふらっと海外バックパッカー旅行するのが好き。
2019年9月～10月中南米一人旅（アメリカ、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、エクアドル、ブラジル）
Twitter： @SaoriEEDnew1
・英語の効果的な勉強方法が知りたい！
・音読がいいってよく聞くけど、どんな効果があるの？
・英語の音読って具体的にどうやったらいいの？
こんな悩みに答える記事を書きました！
中学校で英語教師をしていて、できる生徒ほど音読ができることに気が付きました。
逆に、苦手な生徒は音読ができないことが多い…。
苦手な人でも音読できるようになるにはどうしたらいいかな？と思って授業で実践、効果があった方法を紹介します！
効果を理解して取り組んだ方が、確実に狙った効果が出せます！
筋トレと同じです。
ということで、まずは音読の効果を説明します。
読み飛ばさずにお付き合いください<m(__)m>
英語音読の4つの効果
では、音読するとどんな力がつくのか確認しましょう。
ここでのポイントは、『こんな力をつけるぞ！』とイメージして音読に取り組めるようにすること。
【英語ができるようになった自分】を思い描いてくださいね♪
１）読解力アップ
音読が読解力をアップできる理由は、人間の言語理解のプロセスで説明できます。
言語を理解するには、
①文字を目で見て認識
②見た文字を心の中で読む
③理解する
という過程をたどります。
日本語でも、読書しながら心の中で音読しますよね？
それと同じです。
だから、『音がわかる』→『理解できるようになる』わけです！
２）リスニング力アップ
これはわかりやすいですね。
人間は、自分が発音できないものは聞き取れないそうです。
自分が発音できる言葉を増やす→聞き取れる音を増やす ことになります。
音読で文字と音をリンクさせることによって、他の場面でもその単語を聞き取れるようになるわけです！
３）速読力アップ
音読がなぜ速読力向上に関係するのか不思議に思う人もいるはず。
理由を簡単に説明すると、意味が分かる文を音読すると…
①英語の語順に慣れる
②英語の意味まとまりを理解できるようになる
③英語の語順で理解するスピードが上がる
ので、最終的に読むスピードが速くなります。
日本語でも、大人になるにつれて音読って上手になりますよね。
それは、どこで区切ったらわかりやすく読めるかがつかめるから。
英語でも同じです♪
４）英作文力アップ
音読をすると、私達の脳は①読む②発音する③考える④音源や自分の発音を聞く等の処理をします。
これが、テキストを覚えるのに強力に役に立つ。
記憶に深く根差すと、自分が使いたいときに、頭の引き出しを開けやすくなります。
これが、言いたいことを英作文する（例：メール、手紙など）力を底上げしてくれるんですね。
＋α）スピーキング力もアップ！
英作文ができるようになれば、それを声に出せばスピーキングになりますね！
だから、間接的に音読を通して英語を話す力も伸びるんです。
また、会話文を練習すれば、
・どんな場面で
・どんなことを言うのか
というシチュエーションもついてくるので、より実践的な英会話力向上が見込めます。
ちなみに、私が子ども時代からずっと使っているオススメ教材はこちらの記事で紹介しています。
英語が苦手な大人がまずやるべき勉強方法
効果を出すために必要な期間
正直言うと、音読したからってすぐに力はつきません。
・語彙力を伸ばすのに1か月
・読解力を伸ばすのに3か月
は最低でも必要だと言われています。
時間は多少かかってしまいますが、それで一生使える英語力が身についたり、仕事やプライベートでチャンスが増えたりするのを考えればお得じゃないですか？
一日30分だけでも違いが生まれます！
辛抱強く、コツコツ積み上げましょう♪
英語音読方法7つのステップ
音読の効果はわかった。
音読だけでリーディング、リスニング、ライティングが伸びて、スピーキング力もつくなんてお得！
じゃあ、どうやってやったらいいの？
って思いますよね。
ここからは、私が教員生活で得た、『中学生でもできる音読方法の基礎中の基礎』を紹介します。
大事なのは、【意味の分かる文を音読する】ことです！
ステップ１）自力で読めるかチェック
まずは、何の情報もない状態で自力で原文を読みましょう。
理解しようとする必要はありません！
大事なのは、『わかる』か『わからないか』をチェックすることです。
ステップ２）読めない・意味が分からない単語をチェック
ステップ１をやりながら、
・読めない単語
・意味が分からない単語
をチェックします。
紙媒体なら、書き込むのがおススメです！
ステップ３）意味が分からない単語を調べる
ステップ２で見つけた、意味が分からない単語を調べましょう！
・ググる
・辞書を引く
何でもOKです。
調べるのに時間がかかると面倒くさくなってやる気がダウンするので、ここは手を抜いて、ラクな方法でやってください。
ステップ４）CDや音声を聞く
ここまできたら、音声を聞きましょう！
自分が予想していた通りの読み方か確認しながら聞きましょうね！
聞きながらやってほしいのが、次のステップ５です。
ステップ５）音声を聞きながら、読めなかった単語にフリガナをつける
お手本を聞きながら、先ほどのステップ２でチェックした『読めない単語』にフリガナをふりましょう。
カタカナ書いてもいいの？
って思う人もいるかもしれませんが、カタカナでOKです！！
大事なのは、自分がお手本みたいに読めるようになること。
聞いた音をそのまま発音できるように、自分用の発音メモを書き込みましょう。
ステップ６）４～５を全部の音がわかるようになるまで繰り返す
一回聞いただけで『もうバッチリ！』ってなる人はほとんどいないはずなので、
『よし、もう読めるぞ！』ってなるまで何度もリスニングしましょう。
イメージとしては、新しい歌を覚えるときと似てるかな。
歌詞を見て、音を覚えて…を繰り返す感じ。笑
ステップ７）音読（リピート）
準備はもう完璧ですね！
では、ついに音読スタートです。
一文ずつ、聞いた音をそのままリピートしましょう。
一文が長くて追いつかない！ってときは、お手本の息継ぎポイント（ちょっと区切れるところがあるはずです！）で区切るのがおススメ。
これは、俗にいうスラッシュリーディングってやつですね。
音読方法はいろいろありますが、とにかく一文ずつリピートするのが超基本です。
本文見ながらでOKなので、すらすらリピートできるまで最低でも20回は音読しましょう。
1つのテキストをいつまでやるべき？
ハードルは上がりますが、『暗記するまで』やれたらかなり力がつきます。
でも、3分の英文を暗記するってかなり難しいので、1分程度の短いテキストを選ぶといいですね♪
繰り返しになりますが、私がおススメするテキストはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
英語が苦手な大人がまずやるべき勉強方法
一日30分の音読で英語力を伸ばそう！
音読ってとってもシンプルな練習方法ですが、読む、聞く、書く、話すすべてにアプローチできる超優秀な練習なんです！
私は授業の最低1/4は音読に使うように意識していました。
小学校の国語も音読からスタートしたように、英語も同じ手順を踏めば必ず上達します！
一日30分で、スキルアップ、海外旅行の楽しさアップ、大好きな洋画を英語で観られる…そんな自分を目指しましょう！！
音読、やってみようかな！でも、どんなものを音読したらいい？という人へ
英語の音読教材の選び方を徹底解説！【元中学英語教師が教える英語勉強法】
