こんにちは!
というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑
これから急にオンライン授業ってなったらどうしよう!!
とりあえず、何が必要なの?
新型コロナウイルスの流行で急に変化が訪れた教育界。パソコンは使えるけど、WordとExcelがちょっと使えるくらいだから超心配!なんて人もいるはず。
でも、安心してください。教師をしているあなたなら、すでにある程度の授業スキルはあります。授業の場がオンラインになるだけなので、そんなに難しいことはありません。
2020年4月の緊急事態宣言からオンライン塾講師を始めた私が、1年弱の経験を振り返って「これさえあれば大丈夫」という必要なものを紹介します。道具さえそろえば、あとは慣れるだけ!はじめの一歩の知識があれば、安心ですよ。
オンライン授業で必要なもの7選
以下で7つオンライン授業で必要な物を紹介します。正直、新しく買わなきゃいけないものはほぼゼロだと思います!
1)パソコン
「授業者」としてオンライン授業に臨むなら、タブレットよりパソコンの方がいいです。理由は、パソコンの方が使える機能が多いから。
私はzoomで授業をしていて、「画面共有」という機能を80分の授業中60分くらいは使っています。この「画面共有」で使えるアプリが、タブレットとパソコンでは異なるんです。画面共有できるものは、以下の通り。
Windows/Mac | Android/iOS | |
画面(デスクトップ) | 〇 | 〇 |
ホワイトボード | 〇 | △(Android) |
iPhone/iPad | 〇 | × |
写真 | 〇 | 〇 |
iCloud Drive | 〇 | 〇 |
Google Drive | 〇 | 〇 |
Microsoft OneDrive | 〇 | 〇 |
webサイトURL | 〇 | 〇 |
ブックマーク | 〇 | 〇 |
ドキュメント | 〇 | △(Android) |
Box | 〇 | △(Android) |
Dropbox | 〇 | △(Android) |
簡単に言ってしまえば、パソコンで開けるアプリやソフトはすべて画面共有できますが、タブレットやスマホだと使えない機能があるんです。
私はGoogleスライドに説明を書きこんで授業記録兼ノート(板書)にしていますが、タブレット等ではchromeなどのウェブブラウザが表示できません。だから、授業者はパソコンから配信するのがおすすめです。
2)スマホ/タブレット
私は授業中によく生徒の作文添削をします。生徒も画面共有できるのですが、この共有された画面、共有主しか操作できません。字が小さいと、生徒に頼んで拡大してもらっています。
ここで困るのが、添削中に語法や文法をネットで調べたいとき、どうするか、ということです。生徒の作文を見たい=画面を小さくしたくない、でも、別ブラウザで他のことを調べたい。
この状況を打破するのにいちばん手軽なのが、手元にスマホかタブレットを用意しておくこと。パソコンで共有画面を見ながら、手元でググって疑問を解消できます。
まあ、正直言っちゃえばスマホやタブレットはなくても大丈夫です。でも、あった方が便利なのは間違いないですね。
3)Wi-Fi/ネット環境
オンライン授業の大前提が、通信速度の十分なネット回線があること。我が家の回線は10数年前に父親が契約した、家電量販店の店員さんが言うには「遅すぎる」ものですが、基本的に困ってはいません。
今までに数回、回線が遅くて困ったことがあったので紹介します。
こういうことは、ない方がストレスになりません。もし自宅からオンライン授業をするのであれば、YouTubeを見ている最中にストップしないかが一つチェック項目になると思います。
問題があれば、インターネット契約を変更するか、家の中でWi-Fiルーターから遠いなら中継器を買うか等を検討するといいですよ。
4)イヤホン
イヤホンは、オンライン授業の必須アイテムだと個人的にとらえています。というのも、イヤホンを使わないと自分や相手の声がハウリングするというか、相手の機器で自分の声が聞こえているときに、その音が再度自分にも聞こえてしまうんですね。
どういうことかと言うと、簡単に言えば音速に時差があるからだと思います。私がしゃべる→相手の機器で音声が聞こえる→それをパソコンが拾う→私のパソコンで再生される…となるので、話すのがスムーズにいきません。
いちばん理想的なのは、自分も生徒もイヤホンを使うこと。ヘッドホンでもいいし、性能はどうでもいいんです。イヤホン一つでかなりストレスが減るので、ぜひ用意してください。
5)オンライン授業をするアプリ(zoomなど)
これは、基本的には学校や塾などの勤務先から「○○を使って配信してください」と指示があると思います。言われたアプリやサービスを使えばOKです。
私はオンライン授業はzoomでしかやったことがありませんが、通話や会議でGoogleハングアウト、FacebookのMessengerのビデオ通話機能、ライン通話も利用しています。
使い慣れているのもあってか、zoomがいちばんやりやすいです。が、これは単純に慣れなので、授業外で先生同士で練習したりして対応すれば問題ないはずです。
大切なのは、授業までにアプリをダウンロードしておくこと。直前にこれをやってしまうと「再起動してください」等の指示があって焦ることもあるので…。笑
6)教材
教材なしで授業をしようと思う人はいないと思うので、大丈夫だと思いますが…念のため。
私の勤務している塾では、教室にある教材を授業用にスキャンして、Googleドライブにアップしています。そのため、私の手元には基本的に教材はありません。
オンライン授業で気を付けたいのは、生徒がその教材を持っているかです。教材がなければ「〇ページ開いて」と言っても開けないし、授業が成立しないことになりかねません。
また、写真や画像教材(ピクチャーカードなど)をカメラに写して見せるのはあまりオススメしません。理由は簡単。見づらいからです。
オンライン授業をするなら、教材は基本的にデータ保存して、画面共有で見せるようにしましょう。むしろ、その場で検索した画面を共有して「イギリスってここだよ」とか、「セントラルパークはこんなところだよ」とか示せるので便利ですよ。
7)タッチペン
zoomを始め、多くのテレビ会議システムには「画面書き込み」機能があります。私がよく使うのは、生徒が共有してくれた作文に手書きで添削を入れる「コメント」機能。もちろん文字を入力して表示する機能もありますが、手書きの方が字の大きさや書く場所に融通が利くので、手書きを好んでいます。
その際、あると便利なのがタッチペン。今は100均でも買えますね。私のパソコンはタッチ画面なので、いつもタッチペンを片手に授業に臨んでいます。
タブレットを使う人も、タッチペンがあればメモ帳に手書きで板書を残すこともラクにできます。安いしかさばらないので、持っておくと重宝するはずです。
必要なものは多くない!サクッと準備してオンライン授業に備えよう!
さて、全部で7つオンライン授業に必要なものを紹介してきました。「持っていないもの」、いくつありましたか?
授業方法に手間取ったり戸惑ったりすることはあるかもしれませんが、道具さえそろっていればあとは練習あるのみです。そんなに身構えなくても、意外と何とかなりますよ。
みなさんのオンライン授業への不安が少しでもぬぐえたら幸いです。いつ、どんな授業方法を求められても対応できるよう、早めに必要なものだけ揃えちゃいましょう♪