中学英語文法を「180時間」で完成する最強の勉強方法【180時間=たったの7.5日】

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英語学習
さおり
さおり

こんにちは!
大卒→公立中学校英語教師(5年間)→退職→トロントでワーホリ(2019年6月~2020年4月)をしていたさおりです!

一人でふらっと海外バックパッカー旅行するのが好き。
2019年9月~10月中南米一人旅(アメリカ、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、エクアドル、ブラジル)
Twitter: @SaoriEEDnew1
   

・定期テスト、英検、TOEICを受けるから中学英語文法の復習がしたい
・中学から英語苦手だけど、もう一回がんばってみたい
・英語できるようになりたいけど、文法ってどうやって勉強したらいいの?

こんな悩みにこたえる記事を書きました。

この記事の信憑性

・元中学英語教師
・某大手個別塾講師
・留学なしで英検準1級取得
・大学受験時の英語の偏差値70以上
・トロントでワーキングホリデー10か月

こんな経歴の私が英語を勉強してきた方法、1000人以上の中高生に英語指導をしてきた経験をもとに、日本生まれ日本育ちの人でもできる英語文法の勉強方法を紹介します。

受験英語をバカにする人は英語が上達しない

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日本人は「受験勉強は使えない」とよく言いますが、受験英語すらできない人で英語力が高い人は見たことがありません。

もちろん、学生時代に英語嫌いだったけど社会人になってから英語に目覚めて力を伸ばしたという方はたくさん知っています。

中高生、大学生でこの記事を読んでいるなら、今からがんばれば大人より手っ取り早く英語を習得するチャンスです。社会人なら、もう一度「学校英語」に戻って英語力の基礎を築くきっかけにしてください。

文法力と単語力が英語力の土台。覚えるには「発音」すべし!

英語に限らず、どんな言語にもオリジナルの「言葉」(=単語)と「ルール」(=文法)があります。

この2つを理解することが言語習得で非常に重要なのですが、ここで見逃せないのが「発音」です。

理由は、人間は記憶するのに「音」が必要だから。どういうことかと言うと、

qwzgm←のような単語って覚えづらいです。だって、どうやって読んでいいかわからないから。

逆に、発音がわかる(「ネイティブと同じ発音ができる」とは異なります)単語はスペルと音が結びついて覚えやすくなります。

文法と単語を覚えるために、「発音しながら」勉強することが大切です。

文法は有限!終わりがあるからがんばれる

単語は星の数ほどあって、辞書に載っている単語をすべて覚えるなんて限りなく不可能です。

でも、文法には例外はあれど限りはあります。

文法の勉強はがんばった分だけ自分に返ってくるので、「難しい」という気持ちの壁を乗り越えてしまえば「攻略ゲーム」として取り組むことができるんです。

高校英語、受験英語も中学文法でかなりカバーできる

数に限りのある英語文法ですが、実はそのほとんどは中学校で習っています。

高校で新しく勉強するのは、仮定法、関係副詞、分詞構文、倒置くらいで、あとは語法や時制の応用として話法の転換等が入ってくるのみです。

つまり、中学英語をきちんとマスターしておけば、高校英語も大学受験英語も苦労することなく学習することができます。

ちなみに、英検だと準2級までで文法が網羅されており、2級以上は単語や長文の難易度で差があるのみです。

(参考:早英ゼミナール 、English Hacker) 

中学英語文法を「180時間」で網羅する勉強方法4ステップ

step stairs up

180時間は目安です。だらだらやる1時間は集中している30分より質が低いので、「時間」にこだわりすぎないでください。

結論は、「質より量」です。難しいことをする必要はありませんが、根気よく取り組まないと力はつきません。

一瞬で英語ができるようになる魔法はありませんので、悪しからず。

勉強方法の基礎

1:解説を見ながら問題を解く
2:1ページごとに丸つけ
3:間違えたところの解説を読んで納得する
4:例文&演習した文を音読→暗記

(5:英借文or英作文)

0:中学英語文法を網羅した参考書を用意する

参考書選びのポイントは、「薄い」ものを選ぶこと。これから紹介するやり方は、どうやって一冊の文法書を学びつくすかに焦点を絞っています。

文法をぎゅっとまとめて網羅しているものを選びましょう。

中学校の定期テスト対策であれば、学校で配られているワークや書店で売られている「中1の文法まとめ」系のものを選べばいいです。これから参考書を買う人は、苦手な文法のページの「答えと解説」を読んで理解できるかチェックすると自分にぴったりのものが選べますよ。

自分に合った問題集の選び方についてさらに詳しく解説した記事はこちら。
英語初心者必見!問題集の選び方とおすすめ問題集11選

1:参考書1周目(理解重視&例文暗記で90時間)

まずは、問題集を丁寧に理解しながら進めましょう。このときに、100%理解する必要はありません。忘れてしまってもいいです。

大切なのは、「一度納得する」こと。

このステージにはかなり時間がかかりますが、一度理解してしまえば2周目以降「思い出す」のがラクになります。

解説を読みながら問題を解き、1ページずつ丸つけをする。間違えた問題は納得するまで解説を読み、それでもわからなければググりましょう。

納得したら、扱った文を音読します。発音がわからない単語があれば、ググれば発音まで調べられます。きちんと覚えるためには「音」の理解が不可欠です。

音読は、出会った英文を暗記するつもりでやりましょう。もちろん、1周目で100%暗記は不可能です。大事なのは覚える「つもり」で取り組むこと。

最低3回は音読しましょう。

2:参考書2周目(1周目でやったことを思い出&例文暗記で45時間)

2周目はのポイントは「思い出す」ことです。人間の記憶は忘れることと思いだすことを繰り返して強化されます。

1周目でしっかりと理解できているので、2周目では「あ、忘れてた!」ということがあっても「意味わからない」とはなりづらいはずです。そのため、1周目の半分程度の時間で終わるでしょう。

やり方は1周目と同じで、問題を解く→丸つけをする→解説を読む→音読するの繰り返しです。

例文を覚えるつもりで3回以上音読します。30~50%の例文が口をついて言えるようになると理想的です。

3:参考書3周目(スピード重視&解説できる&英借文で25時間)

同じ内容の勉強が3周目になったら、スピード重視でどんどん解きましょう。

定期テスト対策なら、「これは半分くらいの人が間違えそうだからテストに出そうだな」という視点を持つと「先生」視点で問題をとらえられるようになります。

また、自分の正解不正解に関わらず、この文法を初めて勉強する人に向けて説明できるようにしてください。そして、例文や解いた文を1~2語変えて作文します。(=英借文)

英借文のやり方

参考書の英文:I have been to Canada once.

英借文:I have been to New York twice.

難易度を上げられそうなら、置き換える単語を増やしましょう。

そして、音読でさらにインプットを強化します。最低2回は音読しましょう。

文法勉強の最終的なゴールは、「言いたいことを言いたいときに正しく使えるようにする」ことです。根拠をもって使えるようにすることが大切になります。

4:参考書4周目(文法仕上げ&オリジナル英作文で20時間)

4周目になれば、かなり文法が定着しているはずです。答えを暗記しているところも多くなっていると思います。

同じ手順で取り組みつつ、覚えた文法を使ってオリジナルの文を作りましょう。文法の本質が理解できていれば、「こんな時はこの文法で表現できる」というのがわります。

ここまでくれば、言いたいことがパッと思いつくし、単語力も相当ついているはずです。

音読は1回でさらっと例文を確認し、文法の最終確認をします。

まとめ:中学英語文法最強の勉強方法は「質より量」

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繰り返しになりますが、一瞬で英語ができるようになる魔法なんてありません。そもそも、私達だって日本語を生まれてからずっと使い続けて今の日本語力に高めてきました。

今回は参考書を4周する方法を紹介しましたが、5周10周するうちにさらに力が伸びます。私は大学時代塾講師として一冊の問題集を100回は解きました。

中学英語文法が身につけば相当英語力がつきます。こつこつ勉強して、使える英語力の土台を作りましょう!

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