こんにちは!
大卒→公立中学校英語教師(5年間)→退職→トロントでワーホリ(2019年6月~2020年4月)をしていたさおりです!
一人でふらっと海外バックパッカー旅行するのが好き。
2019年9月~10月中南米一人旅(アメリカ、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、エクアドル、ブラジル)
Twitter: @SaoriEEDnew1
・英語ペラペラになりたい。留学・ワーホリしたいけど、失敗はしたくないなあ。
・ワーホリに行ったら英語力ってどれくらい伸びる?
・ワーホリ、留学で英語力を伸ばすには何に気をつけたらいい?
こんな悩みに答える記事を書きました。
英語力が本当に伸びるならワーホリや留学したいなあ。今ワーホリ中だけど全然英語力が伸びてない…。こんな人に、私が英語力を伸ばすために取り組んだことも紹介します。頭の良し悪し関係なく誰でもできるので、参考にしてください。
カナダワーホリ決断時の私の状況
ワーホリを決断した時の私の状況を具体的に紹介します。
・28歳、女
・公立中学校で英語教師5年間
・TOEICベストスコア780(大学時代)
・英検準1級(教員時代)
・留学経験なし
・行ったことがある国:オーストラリア(1回)、韓国(1回)
・ワーホリした場所:トロント(カナダ)
自慢っぽくなりますが、元々の英語力は日本人の中だとかなり高い方だと思います。
ワーホリを決断した理由は、月平均80時間以上の残業(無給)、土日も8時間部活、平均70連勤という生活を変えたかったから。そして、何となくずっとあこがれていた海外生活を実現したかったから。
そんな気持ちで日本を飛び出して行ってきたトロントでの10か月を振り返ります。
カナダワーホリ10か月を終えた私の英語力の変化と後悔
ワーホリ開始時、私の英語力は英検準1級以上あったので他の日本人ワーホリ・留学生と比べると相当できる方でした。だから、伸びたかどうかを判断しづらいところがありますが、自分の感覚として英語力を振り返ります。
結論を先に言うと、
伸びた力:リスニング、スピーキング、リーディング
伸びなかった力:ライティング
です。以下で詳しく説明します。
伸びた力1:リスニング
ワーホリを初めて最初に明らかに伸びたと感じたのがリスニングでした。カナダに着いた時には買い物やホストファミリーとの会話には困らないけど、”Sorry?”と聞き返してばかりでしたが、1か月経つ頃にはだいぶ改善されました。
ある程度会話の流れが予測できるシチュエーションなら90%くらい聞き取れるようになりましたが、ネイティブ同士の会話のテンポにはいまだについていけないし、馴染みのないトピックだとちんぷんかんぷんです。
伸びた力2:スピーキング
ワーホリに行った目的の一つは「自然な英語が話せるようになる」ことだったので、この点ではトロント人がよく使う英語を話せるようになったと思います。これは、日本にいるだけだと身につけられなかったかも。
ワーホリを終えて、もちろんネイティブのようには話せませんが日本語を介さずに英語を話せるようになったと思います。
伸びた力3:リーディング
これは、単純に英語に触れる時間が長くなったことが主な理由だと思います。ちなみに、語学学校には1か月しか通いませんでしたが文法とリーディングのテストはほぼ満点でした。
成果としていちばん感じるのは、英語を読むのが嫌だと思わなくなったことです。もちろん日本語の方が読む負担は少ないのですが、「英語だから読むのやめよう」という感覚はなくなりました。
伸びなかった力:ライティング
大学やカレッジで勉強しない限り、ライティングはほとんどの人が伸びないんじゃないかと思います。というのも、「書く」って自分で意図的にやらないと日常生活でしないですよね。
例えば、日本語でも仕事で書類を作ったりメールをしたりするから日本語を書く力が伸びるけど、ただ毎日を過ごすだけだと文を書いて誰かに添削してもらって修正するってしないじゃないですか。
語学学校では話すことがメインなので、ライティング力はほぼ変わっていません。
カナダワーホリ10か月を終えて英語力について後悔していること
英語力を総合的に考えて、ワーホリに行った甲斐はあったと思います。リスニングもスピーキングも伸びたけど、勉強すればするほど自分の英語力のなさというか、ネイティブや他の移民の人たちと比較した時の自分の英語力の低さに気付いて悔しい思いをしました。
ワーホリや留学をして後悔する人の多くがネイティブや現地の友達ができないことを挙げますが、私は普段関わる人がトロント在住者だったのでその後悔はしていません。現地に知り合いを作った方法は後ほど書きます。
自分より英語ができる人に囲まれて生活して、ネイティブ同士やカナダ在住歴の長い移民の会話のスピードについていけない、話題を共有できない、知識も語彙力も及ばないという経験をたくさんしました。日本にいるときにもっと英語力をつけておけば良かったと後悔しています。
ワーホリ・留学を考えている人に伝えたい日本でできる英語の勉強方法はこちらに書きました。
カナダワーホリ10か月を終えて:英語力以外で後悔していること
英語やコミュニケーション以外でももう少し工夫できたなと後悔していることを紹介します。
ちなみに、ワーホリ生活で苦労したことについて深堀りした記事はこちらです。
1:仕事を探す時期を間違えた!
私は6月にトロント着、語学学校で勉強、7・8月にスピーキング強化プログラムに参加、9・10月に中南米一人旅、11月に仕事を探して、12・1月にレストランでアルバイトをしました。
ここでの大誤算は、トロント(海外?)では求人数が時期によって大きく異なること。日本だとアルバイトならいつでも募集してるじゃないですか。そのつもりでいたら、冬は求人がすごく少なくて職探しに苦労しました…。
トロントは7・8月は週末いつでもお祭りをしているような都市なんですが、冬は最低気温-20度になるようなところなのでお祭りもなければ人通りも減ります。だから、夏だと飲食店やイベントスタッフ関係の仕事が多いのですが、冬は求人ががくっと減るんです。
ワーホリ先の求人情報は月一でも調べてみるのがおすすめです。カナダ在住の日本人向け掲示板ならeMaple、現地人がよく使う求人サイトならindeedをチェックしてみるとイメージがつかめます。
2:カナダにいるのに日本でもできたことをやってしまった
正直、すべての失敗や公開はこれに分類できると思うのですが…例えば、英語の勉強も日本でできるし、ジャパレス(日本食レストラン)でのアルバイトだって従業員はほぼ日本人だから日本でバイトしたって似たような経験になります。
私が具体的に後悔しているのは、稼ぐためのスキル習得についてです。私は地元のギリシャ料理屋さんで2か月だけ働きましたが、オーナーと上手くいかなくて辞めちゃいました。そこで、webプログラミングの勉強を始めたんですが、正直日本でもできたよな…と思っています。
お金がないからどうにかして稼ぐ術を身につけようと思ったのですが、どうせならそれを見越して日本でスキルを身につけておくとか、1年間働かなくても大丈夫なくらいの貯金を作っておくとかすれば、もっとカナダならではの経験を積めたと思っています。
3:日本でいろんな職種を経験しておけばよかった
海外で仕事をゲットするためには、就きたい職種での経験値が物を言います。ワーホリの人がする仕事のほとんどは飲食関係ですが、そうでない職種を希望するなら日本にいる間にアルバイトでいいから経験しておくべきです。
私の友人で仕事面ですごく成功的なワーホリをしていた人に、トロントの日本語学校で教師をしていた人がいます。彼女は日本で日本語教師をしていて、「海外で日本語指導をしたい」という目的をもってワーホリに来ていました。こういう資格や経験があると、現地での仕事探しに強いです。
私は日本で英語教師をしていましたが、もちろんカナダで英語を教えるなんてもっとできる人がいるから私が出る幕はないし、保育関係の仕事に応募してみましたが、書類審査は受かっても面接で落ちました。
私が英語力を伸ばすためにカナダワーホリ10か月間で気をつけたこと
留学経験なしで英語教員になった私としては、カナダでしかできないことをたくさん経験したい!と意気込んで生活していました。その中でも、特に英語力を高めるために実践していたことをまとめます。
ちなみに、英語力を身につけるために日本でできることについてはこちらの記事で紹介しています。
1:頭の中で英語を使う
当たり前ですが、カナダに行けば周りの人は英語をしゃべっているわけです。ホストファミリーも、バスや電車の中にいる人も、周りから聞こえる言語は基本的に英語。
そんな環境だからこそ、こっそり聞き耳を立てて他の人の会話を盗み聞き、使えそうな表現を覚えておいて、頭の中の独り言で覚えた表現を使うようにしました。ぼんやりしていると「お腹空いたな~」とか日本語で考えてしまうのですが、そんなときは「また日本語使ってる!英語!」と思って日本語を使う時間を意識的に減らしました。
ちなみに、これは日本でもできるし、帰国してからもなるべく意識しています。
2:ホストファミリーとたくさん話す
合計4か月ホームステイをしましたが、家ではなるべく部屋にこもらずホストファミリーと会話するようにしました。
ホームステイする人はその環境を使わなきゃ損です!というのも、ホストファミリーは「留学生」を受け入れているので、私達の英語が下手でも気にしないし、理解しようとしてくれます。これは道端の人や店員さんと大きく違うところです。スピーキング力を上げたいなら、下手でもしゃべるべきです。
3:街中の人に話しかける
これが私の英語力が伸びたいちばんの理由だと思います。元々知らない人に話しかけるなんて大嫌い、日本で服屋さんに行っても店員さんとの会話は避けていたんですが、On the Spot Languageという語学プログラムに参加してから「話しかける」ことへの意識が変わりました。(語学学校の選び方やOn the Spot Languageについての記事はこちら。)
具体的にやったのは、ウィンドウショッピング(最初から買うつもりはない)で店員さんに商品について質問したり、レストランやカフェでおすすめを聞いたり、電車やバスの中で隣に座った人の服装や持ち物についてどこで買ったか聞いたり…。
会話が盛り上がったときには相手のSNSを聞いて連絡先を交換したし、そのあと仲良くなって遊びに行った人もいます。ネイティブや現地人の友達ができたのもこのおかげでした。
4:ボランティアに参加する
英語力があればあるほど、ネイティブと自分の差を強く感じると思います。というのも、自分の使う英語について分析ができるようになって、「あ、また間違った文法使ってる」とか気づくようになるから。
私は「こんな英語力じゃどこにも雇ってもらえない!ジャパレスで働くのはまじでイヤだ!」と思っていたので、ボランティアなら給料発生しないから相手の期待値も低いはず!と思ってボランティアに参加しました。
もちろん、ボランティア先でも自分の英語力の低さを思い知って打ちひしがれていたんですが(笑)、いろいろな人と話すことで英語を使う機会が増えたし、その分インプットも増えたのでプラスになりました。
あと、ボランティアは仕事を探すうえで有利になることもあります!「こんな経験があります」って面接で話せるネタが増えるのは大切です。
5:ネット検索は英語で
英語で独り言と似た目的ですが、とにかく日本語に触れる機会を減らそうと思っていました。日本語で検索したほうがラクだからこそ、流されたくなかったんです。
ちなみに、語学学習においてはインプット量がアウトプットに大きく影響します。勉強を始めたときって「インプット>アウトプット」なんですが、アウトプットできるようになるにはインプット(知識量)が一定量を超さないといけないんです。
例えるなら空のコップに水を注ぐイメージです。コップが自分がアウトプットできるようになるまでに必要なインプット量。水がインプットです。コップに水を注ぎ続けて、溢れた瞬間がアウトプットできるようになるとき。だから、たくさん読んで知識を蓄えることは大切なんです。
英語でググることで、リーディング力もスピーキング力も伸びました。
カナダワーホリで後悔しないためには、日本でできる勉強が大事
総合的に見て、私は10か月カナダでワーホリしてすごくよかったです。やり切れなかったこと、思ったように伸びなかった力もたくさんありますが、実際に現地で生活してみないとわからないことも多くありました。
留学やワーホリを検討している人のほとんどが語学力を上げたいと思っていると思いますが、成功するかどうかは日本での勉強にかかっていると思います。海外でしかできないことに集中できるように、日本でもできることは全部やっておきましょう。
次におすすめの記事:
失敗しないワーホリ・留学にするために。日本でできる節約・簡単な英語勉強方法
英語以外の知識がないとネイティブとの会話は続かない!?英語以外で勉強すべきこと
まずは英語の基礎からやりたい人へ。スタディサプリって本当にいいの?