【中学校で学級崩壊をさせる先生の特徴】パート4:指導に一貫性がない教師

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学級担任
さおり
さおり

こんにちは!

  • 大卒
  • 公立中学校英語科講師(1年)
  • 公立中学校英語科教諭(4年)
  • 退職(2019年)
  • ワーホリ(トロント)(2019年~2020年)
  • オンライン塾講師&副業(2020年~2021年)
  • webライティング副業&派遣社員(コピーライター採用)で民間デビュー(2021年~)

というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑

・学級崩壊させる先生の特徴は?
・学級が上手くいかない。自分に原因があるのかな?
・担任やるの不安。学級崩壊させたくない!

学級崩壊、怖いですよね。

私は教師を5年で退職しましたが、在職中は「若手」と呼ばれる部類でした。経験も実績もない。中学生なんて多感な子どもから舐められないか…常に半ば怯えていました。苦笑

学級崩壊を防ごうシリーズ第4弾、今回は「指導に一貫性がない先生はダメだ」です。

どんな教員でも「ついついやりがち」な行動なので、若手の皆さんは「気を付けよう」という行動指針に、経験がある先生は振り返りに読んでいただけたら幸いです。

生徒指導や学級指導がラクになると、定時退勤への道も開けます。日頃の行いを意識していきましょう!

担任と学級崩壊:指導に一貫性がないと、生徒や保護者は不信感を募らせる

「指導に一貫性がない」のがダメなんて当たり前でしょ!と思っているあなた。

「なぜダメなのか」説明できますか?

学級指導、生徒指導の根元にあるのは信頼関係、つまり、生徒が「この人の言うことなら信じてもいい、聞いてやってもいい」と思うかどうかにあります。

以下で具体的な「一貫した指導ができない教師あるある」を紹介しますが、こういう行動をとると、生徒は

生徒
生徒

どうせあんな教師の言うことなんてその場しのぎ。
言うこと聞く必要なんてない。

と思うし、保護者も

保護者
保護者

うちの子の担任、言ってることがコロコロ変わるからいまいち信用できないのよね。

なんて気持ちになりかねません。

1度や2度の失敗ならまだしも、回数が重なるごとに不信感は強まり、教師と生徒・保護者間に大きな溝ができてしまいます。

つまり、「不信感を抱かせるから、一貫性のない指導はダメ」なのです。

【学級崩壊まっしぐら】指導に一貫性がないと思われる先生あるある

さあ、ではどんな行動が生徒や保護者に「一貫性がない」と思われるのでしょうか?

以下で、私が実際見聞きした具体例を示します。ご自身の学級、生徒に当てはめて考えてみてください。

1)ひいきする・人によって態度を変える

こちらの記事にも書きましたが、人によって態度を変える教師は最悪です。

【パターンA】
・いつもうるさい生徒が授業中に私語

いつもうるさい生徒
いつもうるさい生徒

(授業中)
こそこそ話。

教師
教師

こら!なにそこ内緒話してるの!
授業中でしょ!!怒

【パターンB】
・いつもは静かな生徒が授業中に私語

いつもは静かな生徒
いつもは静かな生徒

こそこそ…ぺちゃくちゃ…

どうしたの?
何かあった?

起きている出来事が同じなら、指導も同じであるべきです。もちろん、「いつも」がどの程度かにもよるかもしれません。でも、同じことをしたのに注意されるレベルが違うのは不公平ですよね。

ひいきは、「誰かを良い待遇にする」だけではなく、「特定の人に悪い待遇をする」ことにも当てはまります。

指導するなら、誰にでも同じ態度で臨みましょう。そうでないと、それを見ている周りの生徒(その他大勢)が「あ、この先生は人によって態度変えるんだな」と思ってどんどん離れて行ってしまいます。

2)前言撤回が多い

朝の会
朝の会

3時間目の卒業式練習は制服で行います。

1時間目の休み時間
1時間目の休み時間

3時間目の卒業式練習、やっぱりジャージでOKです。
うちのクラスは体育の直後だから、ジャージで!

2時間目の休み時間
2時間目の休み時間

やっぱり式典は正装だから、卒業式練習は制服で!

こんなことが日常茶飯事なら、「うちの担任ダメだわ…」って生徒もあきれちゃいます。

もしかしたら1時間目の休み時間の情報が更新されない生徒がいて、3時間目になって「え!なんでうちのクラスにジャージの子いるの!?」なんてこともあり得ますよね。

でもこれ、生徒のせいにはできません。だって、生徒は生徒で先生の指示に従ったんですから。

指示に従った結果怒られるのは理不尽。理不尽が続くと反発するようになる。これがクラス規模に広がると、立派な学級崩壊です。

3)今まで言ってたことと矛盾することを平気で言う

上記は、「先生が前言を撤回する」パターンでした。正直、これはまだマシ。生徒だって多少許してくれるでしょう。

言っていたことを撤回もせず、矛盾したことを言う教師は質が悪いです。

先生(先週の金曜日)
先生(先週の金曜日)

おい!なんで清掃開始3分経ってるのに掃除を始めてないんだ!
言われなくても自分で考えて動け!

と怒られた生徒たち。「時間になったらすぐに掃除をしないと」と思って、この指示に従おうと決意しました。

先生(今日、月曜日)
先生(今日、月曜日)

(清掃開始1分後)
時間になっても整列してないなんておかしいだろ!
挨拶してから掃除を始めるんだろ!基本だ!!

さて、金曜日に叱られたばかりの生徒たちはチャイムのタイミングで先生がいなかったので、清掃を始めていました。で、この言葉。

こういうとき、生徒が言うのは

あの先生まじで意味わかんない。
何したって結局怒るだけじゃん。

こういう不信感が募ると、「どの指示にも従わない」生徒が完成。結局、クラスは荒れます。

4)他の先生の出方で自分の態度を変える

若手教師が特に気を付けたいのが、これ。

若手教師
若手教師

(集会の入場で)
うちのクラスは早かったから、ちょっとリラックスしてていいよ。

先輩教員
先輩教員

せっかく早く着いたから、静かに待ってようね。
姿勢も崩さないでいよう。

若手教師
若手教師

(え、まじで!?焦)
やっぱり静かに待ってよう!

生徒
生徒

(うちの担任、何したらいいかもわからないのか~…)

自分だけの考えで動くと、周りの指示と食い違ってしまうことがあります。

これは、若手だけじゃなくて赴任したばかりの学校でも起こり得ますね。学校には独自のルールや文化があるので。

指示をするとき(特に周りと合わせる必要があるとき)は、事前にどういう指導をしたらいいのかを確認しておきましょう。

いつでも、だれにでも同じ態度を示せる先生になろう!学級崩壊は防げます。

実際に私が教員時代経験したり、周りの様子で見かけたことをまとめてみました。

学校はチームで動きます。自分のクラスだけのルールで動くのは危険です。

周りの先生と連携して、どんなときにどういう指示を出すのかを把握しておきましょう。

前言撤回はダメと書きましたが、大事なのは自分が間違えた時の態度です。

間違えたら、すぐに

「ごめん!間違えちゃった。」

と謝りましょう。

先生も人間、生徒も人間。間違えは誰にでもあります。一度の失敗が命取りというわけではありません。

素直な態度で、公平公正に生徒と接して学級崩壊を防ぎましょう!

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