【授業で使える英語の歌】選び方の5つのポイント

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英語授業
さおり
さおり

こんにちは!

  • 大卒
  • 公立中学校英語科講師(1年)
  • 公立中学校英語科教諭(4年)
  • 退職(2019年)
  • ワーホリ(トロント)(2019年~2020年)
  • オンライン塾講師&副業(2020年~2021年)
  • webライティング副業&派遣社員(コピーライター採用)で民間デビュー(2021年~)

というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑

英語の授業で歌を使いたい。でも、どんな歌を選んだらいいの?

こんな悩みに、授業で使う英語の曲を選ぶポイントをまとめました!

具体的な曲を調べるときに以下の5つのポイントを守ると、授業で安心して生徒に歌わせる曲を選べるようになりますよ!

【授業で使える英語の歌】選び方の5つのポイント

ethnic boy playing ukulele for cheerful sibling and mother
Photo by Ketut Subiyanto on Pexels.com

授業で扱う曲だからこそ、生徒に与える影響が大きいです。だからこそ、変な曲を選んで生徒に変な口癖をつけさせたくはないですよね。また、リアルな英語だからこそ生徒に難しすぎて英語嫌いを増やすことも避けたいところ。

以下の5つのポイントを押さえることで、教育的にも生徒の実態や英語力にも配慮した選曲ができるようになります!

1:歌詞が教育的にOKか

洋楽はけっこう歌詞がオープンかつストレートなものが多いので、曲によっては授業で扱うと教育的にマズいことがあります。

例えば、歌詞に性的な表現が含まれていたり、犯罪を連想させる表現があったりすることもけっこうあります。良い感じのラブソングでも、「これ生徒がプリント持ち帰って保護者が見たらなんて言うかわからないなあ。」なんて表現が入っていることも多いです。

選曲の際には、歌詞を見て、意味がわからない部分があれば和訳を調べるのが大切です。

教師や生徒が個人的に好きな曲はなんでもいいと思うんですが、授業で生徒に指導するものとして適切かどうかの視点は忘れないようにしましょう。

2:スラングやブロークンイングリッシュが多すぎないか

別にスラングやブロークンイングリッシが悪いわけではないのですが、英語の曲ではリズムに音を合わせるために文法が無視されることも多々あります。

ain’t ( am notの短縮形)が代表例だと思いますが、もし歌詞中にこういった表現があれば「歌詞だから使う表現で、実際に書き言葉としては使わないよ」と補足説明するとよいでしょう。

もちろん、歌詞だからこそ教科書英語では教えられないナチュラルな表現だってあります。そういう良い表現は生徒に積極的に指導して、「歌だからこそ」の崩れた表現は適宜解説するといいですね。また、そういった英語学習上好ましくない表現」が多用されている曲は、授業では扱わない方が無難です。

3:スピードが速すぎないか

あまりに速すぎて追いつけない曲は、授業で歌わせようとすると生徒がノッてきづらいです。曲を選ぶときに自分が担当するクラスや生徒を思い出しながら、子どもたちが楽しく歌えそうかを思い描いてみましょう。

スピードが速すぎる、リズムがつかみづらすぎる曲は「みんなで」歌うには適さないです。日本語でも、カラオケで歌いづらい曲ってありますよね。それと同じです。特に英語では、口まわりの筋肉の動かし方が日本語と違うので、スピードが速い曲は難易度が爆上がりしてしまいます。

4:語彙や文法が難しすぎないか

授業中の短時間で指導することを考えると、あまりに難しい単語が出てきたり、難しい文法が出てきたりすると解説しきれなくなるのでおすすめしません。

英語の歌を扱うメリットは「無意識に口ずさめるレベルまでインプットできる」ことだと思います。せっかく楽しく歌を歌うなら、生徒に指導したい語彙や文法が多く含まれているものがいいですよね。だから、生徒のレベルに対して難しすぎる歌は避けるとよいでしょう。

5:音程が難しすぎないか

先ほどのテンポの話と関連しますが、例えば全体的にキーが高すぎる曲や、音楽として歌いづらい音程の曲を授業で使うのはおすすめしません。英語の授業では歌唱力を伸ばすことは目標にしていないので、ある程度生徒が歌いやすい曲を選ぶ方が無難です。

もちろん、曲の一部だけキーが高いことはよくあるので、そういうのは無視していいと思います。ただ、「この曲歌える人ってめちゃくちゃ歌上手いよね…」って曲は避けるべきです。生徒が自信を持って歌えないと、どんどん歌に対する意欲がなくなり、「歌が面倒だから英語の授業嫌い」なんて言われかねません。

英語授業で間違いなく使える歌は、童謡やディズニーなどの子ども向け作品!

wood bridge cute sitting
Photo by Pixabay on Pexels.com

子どもには健康的でモラルにも配慮した曲を歌わせたい、そういう作品を見せたいと思うのはどの国も同じ。だから、日本でいう教育テレビで流れる「みんなのうた」的な歌や、子ども向けアニメ/映画の劇中歌は授業で扱うにはかなり安心です。

ディズニーだと生徒も知っている曲が多いので、私は好んで使っていました。

When will my life begin?は、スピードは速いのですが家事に関する語彙がたくさん出てくるので使っていました。文法だとwillも多用されています。

a whole new worldはゆったりとした曲調で歌いやすい曲です。(ゆっくりだから盛り下がるかと心配したら、生徒の反応は上々でした)

特徴的な文法はありませんが、関係代名詞や関係副詞が少し出てくるかな。あとは、形容詞がたくさん出てくるので、語彙強化には良いです。

こんな感じで、ディズニーは生徒の認知度も高く、比較的歌いやすく、教育的にも問題ない歌詞の曲が多いのでおすすめですよ!

授業に適した歌を選んで、英語授業を盛り上げよう!

photography of woman listening to music
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

以上が、私が学んだ授業で扱う曲の選び方です!このポイントを念頭に置いて歌を選べば、少なくとも学校教育で扱っても問題ない曲&生徒がある程度のってきてくれる曲を選べると思います。

もちろん、教える学年の特徴などでも好まれる傾向は大きく変わるので、そこは目の前の生徒をよく見て選んでください。

楽しい英語の授業で、生徒の学力もアップさせましょう!

選んだ曲をいかに「学力」につなげるか、私の実践例を書いた記事もあるのでよければ読んでみてください!
【英語授業】歌で学習効果を上げるために必要な5つのステップ

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