こんにちは!
大卒→公立中学校英語教師(5年間)→退職→トロントでワーホリ(2019年6月~2020年4月)をしていたさおりです!
一人でふらっと海外バックパッカー旅行するのが好き。
2019年9月~10月中南米一人旅(アメリカ、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、エクアドル、ブラジル)
Twitter: @SaoriEEDnew1
・留学、ワーホリに行くから語学学校を選んでるんだけど、正直選び方がわからない!
・「自分に合った語学学校」ってどうやって見つけたらいいの?
・そもそも語学学校で本当に英語力を伸ばせるの?
・何か月くらい語学学校に通うべき?
こんな疑問に答える記事を書きました。
トロントでのワーホリ生活7か月、50人以上の日本人と会話をする中で見えてきた、実際に語学学校に通った日本人の意見を元に語学学校に行くメリット・デメリットを紹介します。
実際、私自身もワーホリ前に「どの学校を選んでいいかわからない!」状態でしたが、結論から言うと『どこもたいして違いはない』です。
この記事では
・語学学校ごとの明らかな違いや考慮するといい点
・語学学校が得意とすることと苦手とすること
・スピーキングに特化したトロントの英語プログラム
を書いていきますので、読んでみてください。
ちなみに、日本でできる英語の勉強方法はこちらへどうぞ。
語学学校ごとの大きな違い3つ
正直、私の意見としては「どの学校も大差ない」と思っていますが、明確に違いがあるとしたら以下の3点を挙げます。
1 料金
正直、いちばん気になるし大きい違いになるのはこれですよね。
私は留学エージェントを介してワーホリしていますが、エージェントを決める前に3社ほど足を運んで見積もりをとってもらいました。
インターネットでも見積もりは出してもらえると思うので、まずは『資料一括請求』等するのがおすすめです。
2 ロケーション
学校に入ってしまえばどこも「学校」で「教室」があるだけですが、立地もポイントの一つです。
特に滞在先が決まっている場合は、そこから近い方が便利だと思います。
また、現地の公共交通機関網を事前にチェックしておいて、乗り継ぎが多そうかを確認しておくのもおすすめです。
定期券を買うかどうか、値段がいくらかも考慮すると固定支出が抑えられるので、ちょっとした裏技としてご紹介しておきます。笑
例えば、トロントだと
TTC(日本のJR的なもの)マンスリーパス 151.15ドル
運賃 一律3.25ドル
→往復 6.5ドル
ホームステイの場合はだいたいダウンタウンから離れた場所にあるので、必ずバスや電車に乗ることになります。
もし学校まで徒歩で行けるのであれば、毎月約150ドルの節約になるので、学校の場所と滞在先の距離はポイントの一つです。
3 コース
もし留学の目的がTOEICやTOEFLのスコアアップや資格取得だとしたら、コースも重要なポイントになります。
『〇〇対策コース』がある学校もあるので、特定の目標があるのであれば大きな判断基準となるでしょう。
他にも、
・通訳、翻訳
・医療英語
・幼児教育
等に特化したコースを設置している学校もあるので、取得したい資格がある場合には要チェックです。
語学学校に行くメリット、できること
私は語学学校1か月、別でスピーキングプログラム2か月の合計3か月を英語の勉強に費やしました。(スピーキングプログラムは後述します)
語学学校に行ってよかったと思うところと、語学学校では不足だと感じたところ両方ありますが、まずはプラスの面を紹介します。
1 友達作り
語学学校でいちばんプラスになったのは、多国籍の友人ができたこと。
日本、韓国、ブラジル、メキシコ出身者を中心に、いろいろな友達ができました。
中南米旅行をした際に、すでに帰国した友人の家に泊めてもらったり、現地を案内してもらったりもできたので、とても貴重な経験でした。
2 文法
英語で英文法を学ぶのも語学学校の特徴の一つです。
特に私は教員出身なので、指導方法の勉強になりました。
教員志望の学生さんや、休暇等を利用して留学する教育関係者の方には面白い体験になると思います。
3 発音
発音のクラスがある学校も多いです。
私が行った学校(SSLC)では発音クラスが毎日1時間あり、毎時間2~3つの発音(r/l, v/bなど)を繰り返し練習しました。
ちなみに、先生はカナダ人もいればインドやアジア系の人もいました。
先生の出身等は学校ごと、クラスごとに違うことがあると思います。
4 ライティング
アカデミックライティングを習いたい人には、語学学校のプログラムは役に立つかもしれません。
ライティング課題の頻度は、正直同じ学校でもレベルごとに違うことがあると思うので何とも言えませんが…。
ワーホリの方の場合は、語学学校でレジュメの書き方を指導してくれることもあるので安心です。
卒業後もメールでレジュメ添削をしてくれる先生がいる場合もあります。(先生の厚意なので期待しないようにしましょう)
5 英語に慣れる
私が、ワーホリ前にいちばん期待していたのがこれです。
日本を出ていきなり英語環境に放り込まれることに不安があったので、日常的に英語を使う機会を設けたいと思って1か月のみ語学学校に通いました。
日本人は日本で日常的に英語を使うことがほとんどないので、最初は英語を使うことにちょっと抵抗や恥ずかしさがあったりすると思います。
そういう気恥ずかしさは払拭できるはずです。
6 資格が取れることもある
これは、先ほど書いたとおりです。
学校とコース次第になりますが、レジュメに書ける資格が取れる学校もあります。
学校選びの際の基準の一つになるでしょう。
語学学校でできないこと・デメリット
語学学校でも、得意なことと不得意なことがあります。
デメリットというと言いすぎな気がしますが、語学学校に期待できないこと3つを紹介します。
1 ネイティブの友達作り
これに関しては全く期待できないです。
なぜなら、周りにいる生徒(友人)はみんな英語を学びに来ている『非ネイティブ』だから。
同じ英語学習者として共通点はあるし、理解しあえることもたくさんありますが、彼らの英語も自分と似たレベルだということは忘れないようにしましょう。
2 スピーキング力の向上
正直、英語圏の国に身を置けば少なからず自動的に英語力は伸びます。
理由は、周りの人が英語を使っているから。日本とは全く違うわけです。
でも、自分の使う英語が正しいかを判断してくれる人は、授業中に先生がいる程度です。
ある程度までは力が伸びると思います。
しかし、それ以上は期待できません。自分の努力次第です。
3 自然な英語スピーキング力
これも、周囲が『非ネイティブ』だからです。
正しい言い回し、ネイティブの使う英語がわかって使えるようになるためには、ネイティブと接するのがいちばん手っ取り早いです。
日本語を例に考えましょう。
学校で習う日本語・・・教科書の日本語
教科書の日本語って、あなたが毎日使う日本語と同じですか?
たぶん違いますよね。
もっと砕けた、会話的な表現を多用すると思います。
英語でも同じで、教科書で習う英語をネイティブが日常的に使うわけではないんです。
会話力での壁はここにあって、「教科書はわかるし学校の人と英語で会話はできるけど、街中の人の会話はついていけない」現象につながります。
語学学校を選ぶとき、正直気にしなくていいこと3つ
いろんなパンフレットに書いてあるから気になるけど、実は気にする必要がないこともあります。
その中でも、私や友人たちが感じた3つのことを以下で紹介します。
1 国籍割合
正直、どの学校でも日本人・韓国人・台湾人・中国人の占める割合はけっこう大きいです。
それにプラスして、メキシコやブラジルをはじめとする中南米出身者も多いです。
学校の国籍割合とクラスの国籍割合も大きく異なります。
学校の国籍割合は比較的良くても、日本人の英語力の低さのせいで、少し下のレベルのクラスには日本人ばかり…ということもよくある話です。
加えて、季節によっても国籍比率は大きく違うことも知っておくとよいでしょう。
例えば、夏休み(7,8月)はヨーロッパの高校生が団体で来るのはよくある話です。
在学中にクラス編成や季節の影響で国籍比率が変動するのは当たり前です。
また、どの学校でもだいたい学校内では英語禁止等のルールがあるので、自分が気を付けさえすれば、国籍割合は気にする必要がないと思います。
2 学校規模
少人数の学校だからアットホーム、大規模校だから色々な人との交流が多い。
どちらも正しいと思いますが、自分が付き合う人は自分次第なのでそんなに英語力との関係はないと思います。
クラス数やクラス替えの融通の利きやすさ等の事務的な部分はは学校規模によるところがありますが、直接的に英語力と関係はないはずです。
3 日本人カウンセラーの有無
私が通っていた学校には日本人カウンセラーさんがいましたが、正直その方と話したのは入学初日だけでした。
本当に困ったことがあれば力になってもらえるという利点はありますが、
・関わる機会が多くない
・困ったときでも英語を使った方が伸びる
ことを考えれば、日本人カウンセラーの有無は決定打にはならないと思います。
よく聞く語学学校卒業者の声
同じ語学学校の友人、シェアアパートの日本人、ホームステイメイト等50人以上の日本人と話をしてきました。
もちろんみんな別々の語学学校で勉強してきた人たちですが、共通して聞くのは以下の2点です。
1 友達が帰国して、遊べる人がいない
私の肌感覚として、アジア人は6か月以上の長期滞在者が多く、中南米やヨーロッパ人は比較的短期で帰国する印象があります。
また、学生ビザでもワーホリでも、1年以内に帰国していくので語学学校でできた友人が自分より早く帰るのはよくある話です。
そのため、「もう遊べる友達がいない」「知り合いがいないからつまらない」という話はかなりよく聞きます。
カナダ在住者と仲良くなれば解消できますが、語学学校でカナダ人と出会うことはほぼ無理なのです。
2 正直英語力が伸びた気がしない
理由を聞いてみると、「周りの友達も英語を勉強中だから、正しい英語を聞く機会がない」と言う人がほとんど。
「カナダで生活しているからある程度英語力は伸びたけど、語学学校のおかげとは言い切れない」という人も多数います。
他にも、「文法を学校で習うけど、これなら日本にいたときと変わらない」という声もよく聞きます。
「6か月学校申し込んだけど、正直もう行く意味がわからないから辞めたい」という人もいました。
トロントのおすすめ語学学校:On the Spot Language
最後に、私が2か月間とったトロントの英語プログラム、On the Spot Languageを紹介します。
On the Spot Language (OSL)の特徴
・文法、ライティング指導なし
・トロント市内が教室
・毎日カナディアンと会話
・ネイティブが使う表現やスラングを学ぶ
いちばんユニークなのは、学校がないところ。
毎日トロント市内に出て、道端で人に話しかけることで英語を身につけるプログラムです。
毎日トロントにいる人と話すので、英語ネイティブの友人もできるし、起業家のコワーキングコミュニティに所属しているため、働いているカナダ在住者とビジネス的なつながりもつくれます。
一日2時間、週5日の8週間プログラムとなっています。
プログラム紹介ビデオがあるので、OSLでの英語学習がどんな感じか参考に見てみてください。
日本の英語科教員経験者の意見として、日本では絶対にできないプログラムだと断言します。
スピーキング力を伸ばしたい人におすすめ!
OSLの特徴は、「実践して英語のスピーキング力とコミュニケーション力を伸ばす」こと。
その分、ライティングやリーディング対策には向きませんが、「自信を持って話せるようになりたい!」という人にはとてもおすすめです。
残念ながらトロントにしかないプログラムですが、トロントに来る予定があって気になる方は、無料トライアルがあるので参加してみてください。
→無料トライアル申し込みはこちら。
この画面に、Saoriと入れてもらえると嬉しいです!
まとめ
最後にこの記事の要点をまとめます。
・語学学校の違い
→特にないけど、資格取得等の目標があればそのコースがあるところが◎
・語学学校のメリット
→友達ができる、文法・ライティングを英語で学ぶ、英語に慣れる
・語学学校が苦手なこと
→ネイティブがよく使う、自然な表現を学ぶ
・語学学校卒業生の不満
→友達が帰国してつまらない、ネイティブとの会話についていけない
・トロントのおすすめ英語プログラム
→On the Spot Language
自分の目標を明確にして、貴重な時間を有効に使っていきましょう!