中学校の清掃指導:大掃除でも役立つ必須アイテム5選

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charming child sweeping path with broom in summer in sunlight学級担任
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さおり
さおり

こんにちは!

  • 大卒
  • 公立中学校英語科講師(1年)
  • 公立中学校英語科教諭(4年)
  • 退職(2019年)
  • ワーホリ(トロント)(2019年~2020年)
  • オンライン塾講師&副業(2020年~2021年)
  • webライティング副業&派遣社員(コピーライター採用)で民間デビュー(2021年~)

というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑

掃除の時間、生徒の私語が目立つ!しっかり取り組ませたいなあ…。
大掃除前、どんな掃除道具があるといい?

こんな悩みに、元中学校教師の経験をもとに「こんな準備をするといいよ!」「こんな道具、便利だったよ!」というアドバイスをする記事です。

教師のちょっとした準備があるだけで、清掃時間の無駄な生徒指導も減らせます。参考にしてみてください!

中学校の清掃指導:生徒が集中して取り組む仕組みづくりって?

unrecognizable man cleaning mirror in modern bathroom
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具体的な清掃道具を紹介する前に、清掃場所を担当するにあたって必要な教師の心構えを紹介します。

心構えといっても、1時間2時間もかかる準備ではありません。知っておくだけで掃除の指示がラクになるポイントです。

1)適切な作業内容と時間

まず、清掃時間とやってほしい作業内容を明確にしましょう。あなたの学校の清掃は何分間ですか?大掃除なら、どれくらいの時間、生徒は清掃分担場所で活動しますか?

私の勤務校では、清掃は15分間でした。15分だと手持ち無沙汰になることはほぼなく、生徒はやるべきタスクの完了に向けてキビキビ働いていました。

教室掃除なら、①床を掃く②掃いたところからどんどん拭く③拭いたところから机を運ぶ④床を掃く→…という感じですね。掃いて拭いて机を並べるだけで、15分はあっという間に終わってしまいます。

しかし、大掃除となるとそうはいきません。45分くらい清掃時間があるけど、普段15分で終えている場所なんです。時間が余れば生徒は遊びます。(大人でもきっと同じですね)だから、45分かけないと終わらないような仕事を用意しておいてあげましょう。

考えるべきポイントは以下です。

・どんな作業が必要か
・何人必要か
・何分かかるか
・15分じゃ手が届かないけど、定期的にやっておきたい掃除・整理整頓はあるか


この辺りを考えておくといいでしょう。
教室掃除なら、大掃除でやっておきたいのは、黒板や棚の上の埃取り、窓周りの掃除、ドアの拭き上げ…などなど。

清掃時間を目一杯使える仕事をあらかじめ用意することが大切です。

2)道具

授業でも掃除でも、特別な道具を与えると生徒はやる気を出してくれます。授業でカードゲームをさせたり、実物を班に配って作業させたりして、「いつもこれだけ熱中してくれたらいいのに」と思ったことがある先生もいると思います。

清掃指導でも、道具は生徒のやる気を引き出してくれます。ほうきと雑巾だけでなく、黒板掃除にはミニほうき・ミニちりとりのセットを使わせる(溝掃除用)、大掃除のときには雑巾をたくさん使うから、汚れた雑巾はすぐに取り換えてあげるなど。これだけでも効果があるはずです。

清掃指導(掃除の時間)で超役立ったアイテム5選【中学校】

charming child sweeping path with broom in summer in sunlight
Photo by Yan on Pexels.com

作業内容を整理したら、あとはどんな道具があればいいかを考えましょう。

以下で、教室掃除とトイレ掃除を担当した時に役立ったアイテムを紹介します。通常清掃でも使ったし、大掃除のときにはさらに買い足したりしました。(学級費が一人年間500円だったので、そこから費用を出していました)

1)マイクロファイバークロス

これは超万能!!絶対マネしてほしいです。笑

使う場面は、

・黒板掃除(黒板消しで大きな汚れをとったあと、仕上げで乾拭き。新品の黒板のきれいさです)
・窓掃除(大掃除のとき、大活躍!)
・鏡や蛇口の銀色の部分の掃除(トイレ掃除のルーティンワーク)


雑巾だと繊維が落ちたり拭いた跡が残っちゃうようなところに向いています。ホームセンターでも10枚700円くらいで売ってるので、たくさん買ってストック。汚れたらどんどん新しいのを卸すといいです。

2)雑巾

4月に学級で1人2枚くらい雑巾集めますよね?私、この雑巾使いきったことほとんどありませんでした。

でも、掃除って汚れを取るものだから、道具が汚かったら汚れを広げるだけなんですよね。

だからこそ、1年ですべての雑巾を使い切るくらいの勢いで使っちゃいましょう!足りなくなっても、かなり安価で大量購入できます。

生徒には、「雑巾汚くなったら声かけてね。新しいの渡すよ。」と言っておくといいです。雑巾を交換するときには、「掃除がんばってくれてるんだね!次も頼むよ!」と言えば生徒も悪い気はしません。

きれいな道具で、きれいにしましょう!

3)激落ちくんスポンジ

しぶとい汚れにはすごーーーく効果があります!教室の床のペンの汚れや、引き戸のレール部分にたまった(たぶん消しカスが固まった)黒い汚れなどに最適です。

ただし、激落ちくんなどのメラミンスポンジは研磨素材なので、使う場所には要注意です。黒板などに使うと傷がついてしまうので、生徒には事前説明をしておきましょう。

大きい一枚の激落ちくんを好きな大きさに切るものと、小さいサイコロ状のものが一袋にたくさん入っているものとがあります。私のおすすめは、小さくカットされているもの。理由は、使うときには大抵小さく切ってから使うし、切るのも手間だからです。

4)使い捨てゴム手袋

普段の掃除で使い捨てのを使うのはゴミが増えるから好きではありませんが、冬の大掃除では用意してあげるといいと思います。水は冷たいし手は乾燥してて痛いし、そこで埃っぽいところを濡れ拭きとかするとさらに手が荒れるし…。これじゃ、生徒がかわいそうですから。

あとは、トイレ掃除の手袋は定期的に替えるといいですね。手袋が臭ったり、内側にカビが生えていたりすることがあるので。

掃除は「きれいにすること」が目的なので、汚れたらすぐに取り換えられるような使い捨てのものがポイントです。

5)流せるトイレクリーナー

トイレが汚いって、嫌じゃないですか?生徒が毎日使うトイレだからこそ、掃除はちゃんとやってほしい。でも、生徒だってトイレ掃除が好きなわけじゃない。

だから、トイレ掃除の子には適切な道具を与えてあげましょう。トイレ掃除シートを毎日使うとお金がかかりすぎるので、2~3日に一回使うように指示して、そうでない日はトイレットペーパーで便座を拭くように伝えるといいです。

私の元勤務校は校舎改築をして、すべて洋式トイレに。だから、家のトイレ掃除で使うような道具を用意して、生徒にも指導しました。

和式トイレでも、便器の外側(屋根になってる部分)を週に一回でも拭かせるとトイレのきれいさが変わると思います。

中学生だからこそ清掃指導が入りやすい!教師は準備をしっかりしておこう!

faceless person cleaning mirror with sponge
Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com

私は大卒1年目、常勤講師だったときに清掃指導が全くできず、生徒にエスケープされ、リーダーをやってくれていた子にも愛想をつかされてしまいました。

今思えば、何をしてほしいか、何のためにやってほしいか、どうやってほしいかを伝えられていなかったなと思います。

教師が意識的に清掃指導をするだけで、中学生はしっかり掃除をしてくれるはずです。時間が許すのであれば、先生自身が生徒と一緒に掃除すると生徒からも信頼されます。

準備とアイテムで、清掃指導を効率的に行いましょう!

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