こんにちは!
というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑
・教員採用試験を受けるんだけど、志望理由が上手く書けない(言えない)!
・採用試験に合格した人の具体的なエピソードが知りたい!
・先生になりたいけど、なりたい理由がぼんやりしすぎてて自分でもわからない…
こんな悩みに、私の例を紹介します。
具体的な私のエピソードを前半で紹介し、後半では1回目(不合格時)の採用試験で学んだことをアドバイスとして書きます。
私が教師になった理由
では、そもそも私がなぜ教師になりたいと思ったのかについて以下で詳しく書いていきます。
教師になりたいと思った時期
私は大学3年の冬(たしか12月か1月)くらいに「学校の先生になろう」と決意しました。「そんなに遅いの!?」と思う人がいると思いますが、先に言っておきます。それまでは、教員・教師は私の中でなりたくない職業ナンバーワンでした。
なぜ教師になりたくなかったかというと、中学時代、夜8時、9時頃学校前を通っても職員室に電気がついていたから。放課後はほぼ毎日習い事をしていたんですが、親に送ってもらう車から学校を見て、「先生たちこんな時間でも帰ってないんだ…仕事の効率悪すぎでしょ」って思ってたんです。
そんな気持ちを持ったままの中高時代で、当時の私は「仕事は定時で帰るもの」という信念をすでに抱いていたので、教員にはなりたくない時期が長かったです。
教師になりたいと思ったきっかけ
そんな私が教師になったきっかけは、やっぱり不純です。笑 一言で言うと、「就活が嫌になったから」。当時は11月に就活が解禁だったのですが、教育実習(5月)までに内定が欲しかった私は受けたくもないIT業界で就活中でした。(11月からスタートしていたのがITくらいしかなかったので。IT業界には毎日お世話になってますが、個人的に苦手分野だったから受けたくなかったんです。)
2か月くらい就活したところで、「あ、これつまんないわ!」となり、アルバイトしていた個別塾での仕事にやりがいを見出しました。ちなみに、大学受験を失敗して1浪しているので、「大学生にならないと取れない資格を取ろう」と思って教職課程は履修していたんです。
ということで、「就活つまらないからやめた!じゃあ免許取れるし塾で教えるの楽しいから学校の先生になろう!」と思ったのがきっかけです。
教員採用試験での志望理由。不合格時と合格時どちらも書いてみる。
こんな不純な動機で教職を本気で志すようになった私ですが、もちろんそんなことは志望理由には書いていません。今までのは本音、これからも本音だけど、もう少し建て前を使ってます。笑
初めての教採での志望理由
生徒の居場所のひとつになりたいと思い、志願しました。個別指導塾で講師をしていますが、学習指導だけでなく、生徒の学校生活全体を通して成長を支援したいと考えます。生徒の居場所と言えば、基本的に学校と家庭の2か所しかありません。少しでも学校が心安らぐ場所になるよう、生徒に寄り添って見守りたいです。
読んでもらってわかると思いますが、ポイントは2つ。
1)生徒の居場所づくり
2)塾ではできない「学校生活」への関与
こんな志望理由を書いて、1次は特に問題なく通過。ちなみに、教職教養は約7割、専門科目(英語)は約8割の得点率だったと思います。
問題があったのは2次。1次は集団面接で5人くらいで受けたので、それほど突っ込んだことは聞かれなかったのでセーフ。笑
では、2次で何があったのか…!?
初めての教採2次面接での失敗
なぜ塾講師ではなく、学校教員を目指したの?
学校生活全体を通して生徒の成長を見届けたいと思ったからです。塾講師として週1回の授業だけでも生徒の成長を感じました。授業以外でも生徒と関われる学校教員になれば、さらに広く深く生徒の様子を見て、支援ができると思います。
また、塾で指導する中で学校の授業がわかりづらいという生徒もいました。塾講師の経験を活かし、わかりやすい授業をしたいと考えています。
この、「授業がわかりづらい」というところを掘り下げられて、「学校の先生はもっと生徒の意見を聞くべきだ」というようなことを答えてしまったのです…。
面接官は基本的に校長経験者なので(少なくとも千葉は)、現場経験者からするといい気分ではないですよね。その場ではいっぱいいっぱいでこれ以上考えられなかったのですが、終わってから猛烈に反省しました。
2回目の教採での志望理由
基本的に、書いた内容は同じです。
1)生徒の居場所づくり
2)学校生活全体を通しての見守り
3)一人一人を大切にした接し方で安心感を与える
公立中学校で常勤講師として勤務していた中での受験だったので、少し具体性が増した内容になったと思います。
ただ、大筋は同じですし、そもそも1回目の志願理由書等で1次は合格だったので変更しなくても結果は変わらなかったんじゃないかと思います。
不合格から学ぶ。志望理由について個人的な3つのアドバイス
私は教員採用試験を1度落ちて、2度目で合格しました。
不合格だったときに反省して2度目で意識的に変えたことを3つ紹介します。
私自身、実際に現場を経験して教師観がけっこう変わったのです。ぜひ役立ててください!
1:学校批判は書かない、言わない
当たり前でしょって思うかもしれませんが、教員経験がない受験者は意外とぽろっと言っちゃったりするんですよね。
書類を書くときは時間をかけて、何度も読み直すことができるのでそれほど問題ないかと思います。注意すべきは、面接です。
予想していない質問が来た時にふと口をつく言葉こそが本音というもの。学校という組織、場に対してネガティブなイメージを持っている人は多いです。意識しないでついつい「批判的」なことを言ってしまいがちなので気をつけましょう。
対処方法としては、
1)自分の学校、教師観について洗い出す
2)ネガティブな意見があれば、それも全部きちんと出し切る
3)批判的な考えを、ポジティブな言い方で表現する
例えば、「授業がわかりづらいという生徒がいる」なら、「誰がわからないと思っているかわからない。だから、この視点を忘れずに指導に当たりたい」など、今の現場のやり方に目を向けるのではなく、「自分がどうしたいか」を伝えればいいです。
2:教師の仕事はチームプレイ
これは2回目の受験でいちばんアピールしました。
もちろん、自分個人がどうしたいかは大切です。でも、いざ先生として働いてみると自分は学年職員の1人で、週に数回そのクラスで授業をするだけの存在。
気になる行動をとる生徒がいるなら、自分だけでなくいろいろな先生と意見を交わして、学校全体でその生徒に関わっていくことになります。
だからこそ、「自分の信じる道を貫く」ことと「周りと協力して、生徒にとってより良い環境をつくる」ことの両方が大事だと私は思っています。
3:どんな先生になりたいかを具体的に考える
そもそも、なぜ面接で志望理由を聞かれるのか。面接官は何を知りたいのでしょうか?
きっと、答えは「この人はこんな先生になってくれるだろうな」というイメージを持ちたいからだと思います。
正論をぶつければ間違いはないのでしょうが、そんなことは誰でも言えますよね。大切なのは、あなたが、あなたのキャラクターを活かして、生徒とどんな風に関わる教員になるかを具体的に伝えることです。
新卒で生徒との年齢が近いのであれば、「昼休みに一緒にグラウンドでサッカーをする、お兄ちゃんのような先生」、「人の表情の変化に敏感で、少しでも暗い顔をしている子にささっと近寄って声をかける優しいお姉ちゃん先生」など、一言で教師と言っても性質が違います。
あなたはどんな先生になりたいですか?
自信を持って志望理由を伝えよう!大丈夫、できますよ。
今回は私の教員採用試験での志望理由とちょっとしたアドバイスを書きました。
このブログを読んでいるあなたは、真剣に先生になりたくて、少しでも合格確率を高めようとしている人です。それだけで自信を持つ材料になります。
志望理由を考えるときには、ぜひ「自分が」「学校で」「生徒と接している」様子を具体的にイメージしてくださいね。それを言葉にして伝えればOKです。
良い結果が得られるよう、応援しています!