こんにちは!
というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑
・中学校の先生って夏休み中何してるの?
・中学教員として、夏休み中にやっておくといいことが知りたい!
こんな悩みに答える記事を書きました!
私が中学校で5年間教師をした中で身につけた、夏休みの過ごし方を紹介します。
「絶対こうするべき!」ではなく、個人的なおすすめですので、ご了承ください。
教師の夏休みについてのQ&A!
中学校教師って夏休み中何してるの?という問いに答えます!
現役教員の方には、夏休みをどう過ごすべきかのヒントになるように書きました。休みの過ごし方について気になる方はお読みください。
1:先生は夏休み中毎日出勤するの?
結論を言えば、「教師は基本的に夏休みも出勤します」。
学校が休みと言えど、平日は出勤日です。ただ、お盆は休校期間になることがほとんど+夏季休暇(6日)があるから「毎日」出勤ではないです。
原則平日出勤ですが、生徒がいないので普段より休みやすい!だから、学期中取りづらい有給を使う人が多いです。
2:年休ってどれくらい使えばいい?
年休とは、年次休暇の略で一般企業でいう「有給」です。
教員は年間20日年休がもらえますが、生徒が学校にいるときに休むことってほとんどできません。体調不良や忌引きくらいかな…。
だから、長期休暇は年休の取りどころ!年休は年20日しか繰り越せないので、2年目以降、余った分は消えてしまいます。取れるだけ取るのがおすすめです。
具体的な日数で言うと、夏休みで5~10日くらい年休が取れるとかなり余裕があると思います。取れるだけと言っても、体調不良には備えたいので全部使い切るのはやめましょう。
3:部活はやらなきゃダメ?
部活は義務じゃない!!やらなくてもいいです!
部活によっては活動日ゼロにするのは難しいことの方が多いはず。そんなときは、先生のスケジュールに余裕をもって計画を立てるといいですね。
大会等で休みづらいこともあるかもしれませんが、先生が自分の予定を投げうってまで部活をやる必要はないです。勤務時間内に、自分の体力等の余裕がある分を部活に使えばいいと思います。
私が塾で教えている生徒は、「こんなに暑いのに部活やるのやだ」って言ってました。笑 「部活やらなきゃ」って気持ちは、意外と思い込みかもしれないですよ。
最近は暑いから、部活やるにしても熱中症対策等しっかりしましょう。
休み明けをラクにする夏休みの過ごし方 6選
ここからは教員向けに、私が5年間の教員生活で身につけた、授業が始まってから定時で帰るために今のうちにできる仕込みについて紹介します。
ぜひ日直(日番)のときにでも作業してみてください。
1が最重要、6に向かって必須度が下がります。(個人的な意見です。悪しからず。)
1:週案の記入&今後の大きな予定チェック
いちばん大切なのがスケジュール管理。週案を活用するのが私のおすすめです。
日課は変更される可能性があるので、①学校行事②会議③研修④書類の締め切り日(わかっている範囲で)等の日程がほぼ動かないものを書き込みましょう。冬休み分までやれると先が見通せていいです。
こうすることで、定期テスト実施日や研修で学校にいない日などが把握できて、いつまでに何をやるべきかが 見える化されます。定時退勤のコツは、やるべき最低限をきっちりやること。バタバタしないように予定を確認しましょう。
2:教材づくり
私は教科書本文を扱うときには毎回プリントを作っていました。内容は①本文②和訳(ちょっとだけ穴埋めも)③True or False④英問英答。すべて教科書のコピペです。
細かい文法の導入ネタ等は季節やイベント、そのときの学校内での流行り等を取り入れたい派なので授業の直前に作っていましたが、本文プリントや不規則動詞活用表などは流行りがないので作りだめできます。
いつ作ってもクオリティに差がないまとめプリント系は長期休暇を利用して「作り置き」しておくとラクチンです。
3:学級関連(学級、道徳、総合)
学級で使いたい資料、道徳の授業案なども、私的には流行りに左右されないものに分類されます。
行事前に書かせたい「目標」(掲示物にもできるやつ)、職業調べのワークシートなど、今後の展開に必要になるプリント類を作っておくのは得策です。
授業が始まったら教材研究で手がいっぱいになりがち。だからこそ、生徒がいないこの時期に仕事を進めちゃいましょう。
4:校務分掌・学年分掌
学校や学年で割り振られている自分の担当の仕事で先にやっておけるものはありませんか?
例えば、私は国際理解教育、給食、学習担当だったので、国際理解教育のためのポスターの廊下掲示、給食担当として配膳環境のチェック、学習担当として次のテスト範囲をいつまでに出すか&その周知(のためのプリント作成)等を夏休み中にやっていました。
人事評価のための資料(目標申告など)で中間報告等まとめられることがあれば、そういうのもやってしまうといいですね。
5:通知表、要録、調査書
2期制の学校だと、10月末あたりが通知表ですよね。所見を書いたり、生徒の活動(部活、委員会、受賞歴等)をまとめたりしておくとすごく楽です。若手なら所見は1,2人分書いて学年主任に見てもらっておくとお互いに安心できます。
要録や調査書でも書ける部分があれば進めてしまいましょう。提出期限はありますが、いつから始めなければならないなんてスタートラインはありません。
ただ、二度手間にならないためにも周囲の先輩教員や学年主任に「〇〇やろうと思うんですが、いいですか?」って確認しておくのがおすすめです。じゃないとせっかくやったのに後から「全体で指針が出てからスタートするよ」なんて言われる可能性があります。
6:研修、勉強、読書
研修が最後に来るのも悲しいんですが…仕事をできる限り終わらせたら自分のための時間をとりましょう。初任研や2年目研修等の悉皆研修がある人は忘れずに。
私の初任者指導の先生は音楽で有名な先生でした。とても温厚でユーモアあふれる素敵な先生だったのですが、「本にはお金をかけなさい」といつも言われました。
教育書を買って読んだり、研究論文をネットで読んだり、教養としての読書をしたり、教師として、人間として自分の魅力や価値を高めるために自己投資は必要です。「定時退勤」のためを考えると優先度は低くなりますが、ぜひ自分の成長のための時間をとりましょう。
私がおすすめする本は下記にまとめました。
若手英語教師におすすめする本まとめ(英語指導)
新任・若手教師に読んでほしい!教師力・社会人力をつけるおススメ本
教師の夏休みはリフレッシュ&休み明けをラクにできるように過ごそう!
夏休みでもっとも大切なのは、先生たちも休むこと。良い教育は余裕のある教師が作り出します。
休んで疲れをとったら、どんどん下校時刻が早くなるこれからの時期に定時退勤できるように仕込んでおきましょう!
教師の仕事は増える一方。時間を上手く使って、効率良く仕事をしましょう!