新任・若手教師に読んでほしい!教師力・社会人力をつけるおススメ本【元中学校教師アラサー女子より】

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eyecatch教員
さおり
さおり

こんにちは!

  • 大卒
  • 公立中学校英語科講師(1年)
  • 公立中学校英語科教諭(4年)
  • 退職(2019年)
  • ワーホリ(トロント)(2019年~2020年)
  • オンライン塾講師&副業(2020年~2021年)
  • webライティング副業&派遣社員(コピーライター採用)で民間デビュー(2021年~)

というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑

・教員生活が始まる前に、「教員として必要なこと」を勉強したい!
・生徒との人間関係を築くために必要な知識をつけられる本が知りたい!
・学級担任、教科指導、部活動指導、どんな場面でも使える教員としての知識を身につけたい!

こんな悩みに答える記事を書きました!

初任、若手って、ただでさえ経験がないから「他の先生と比べられたらどうしよう」「うちの担任ハズレって思われたくない」「学級・授業崩壊したらどうしよう…」って不安が絶えないですよね。

私は大学を出てから5年間中学校で働きましたが、4月は常に【生徒との人間関係の築き方】で気を揉んでいました。

この記事では、年間10冊以上教育書を買ってきた私が、実際に使える知識が得られる本を紹介していきます。

今回は、4月までの準備を想定して、

・学級担任、部活動顧問の有無
・教科

に関係なく使える知識を身につけられる本に焦点を当てていきます!

4月から新任教師になる全員が着任前に身につけておくべき知識3つ

light bulb

まず最初に、私が考える「学校教員」として誰もが身につけておくべき知識を3つのポイントに絞って説明します。

なぜなら、【生徒との人間関係】は、担任の有無や部活動、教科に関係なくだれもが重要視することだから。

先にポイントだけまとめると、以下のようになります。

1:子どもとのコミュニケーション方法
2:発達障害
3:人間の脳の機能
(脳科学)

では、以下で詳しく説明します。

1:子どもとのコミュニケーション方法

教員=生徒の成長を支える存在 ですよね。

生徒仲良くする必要はないし、全員から好かれる必要だってありません。

でも、どんな生徒とも適切にコミュニケーションを取るのは大切ですよね。

・生徒に指示を出す
・生徒からの相談に乗る
・問題行動のある生徒に話をする などなど

教師の仕事相手の基本は「生徒」です。

生徒の話をしっかりと聞く方法や、言いたいことを上手く伝える方法を知っておくのは教師であれば必要不可欠です。

2:発達障害

平成24年の文部科学省のデータでは、発達障害と疑われる生徒の割合は、小学校で7.7%、中学校で4.0%とされています。(担任の判断による)

ソース: 通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児 童生徒に関する調査結果について

私は教員時代、ADHDと診断されている生徒を担任したり、授業クラスにはLDの生徒がいたりと、各クラスに2人程度は発達障害の疑いや診断がある生徒がいました。

3:人間の脳の機能(脳科学)

私が勉強してすごく役に立ったのが脳科学。

理由は、『科学的に正しい努力の仕方』を知ることができるから。

人間の活動を司るのは脳ですよね。

発達障害も脳機能の障害なので、脳科学について学ぶことは、人間理解につながるし、その理解は生徒理解適切なコミュニケーション方法を選ぶことにもつながります。

担任、部活動関係なし!新任教師におススメの「教師・社会人」力を伸ばす本

担任をするかしないか、どの学年に配属されるか、部活動の顧問は任されるのか…

今の段階では未知数だったり、今後の教員生活でもどんな仕事を任されるかわかりません。

だからこそ、すべての教員に役立つ知識を身につけられる本を紹介していきます!

1:新任3年目までに身につけたいクラスを動かす指示のルール (○×イラストでわかる! シリーズ)

会議だらけの4月第一週が終わると、始業式、入学式と生徒の集団を相手に「教師らしい」仕事が始まります。

教師の仕事の難しさって、「集団をコントロール」することだと思うんです。

あなたの指示が、ぱっと生徒に伝わって、適切な行動をさせなければいけない。

生徒に伝わる指示の出し方、話し方のコツを知っているのと知らないのとでは雲泥の差が出ます。

私自身、比較的穏やかな見た目をした「若手」「女性」教員だったので、どうしても力で勝負はできずに悩んだことがありました。

そんなときに、この本で「怒鳴らずに指示を出す方法」「生徒を静かにさせるテクニック」などを学んで、かなり指示出しがスムーズになりました。

若手でも、教員経験が浅くても、怖い先生じゃなくても、誰でも生徒に言いたいことを伝えて、集団を動かすことはできます!

そんなコツを学べる本です。

2: 図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく

コーチングって聞いたことありますか?

ラグビー日本代表が強くなった背景にある!と言われて人気が出てきた印象がある言葉ですが、教員にはとっても役立つ考え方です。

コーチングは「答えはその人の中にある」という原則のもと、 相手が状況に応じて自ら考え、行動した実感から学ぶことを支援し、 相手が本来持っている力や可能性を最大限に発揮できるようサポートするための コミュニケーション技術なのです。

日本コーチ連盟HPより: https://www.coachfederation.jp/ca/coaching/


まさに教員が必要とする技術ですよね。

教師の最大の役割は、「自分で考えて行動できる人間を育成」すること。

だからこそ、今までの「教え込む」タイプの教育から脱却して、生徒一人一人が「自ら行動できるようプッシュする」サポートをする方向に移行するのが大切です。

下記で紹介する本は「教育書」ではありませんが、民間企業でもプライベートでも使える知識として、コーチングを学ぶことができます。

3: 発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ

インクルーシブ教育が叫ばれる昨今ですが、教師としての経験から、

『発達障害のある子が理解できる = 誰もが理解できる』

だと確信しています。

理由は、障害の有無に関わらず、集団に話をするときは20%くらいしかまともに話を聞いていないから。

ちょっとした言葉の使い方や話す順番に注意しないと、せっかく話したことがマイナスの影響を持って一人歩きしちゃうこともあるんです。

下記の本は、どういう言葉を使えばいいか、どんな順番で伝えたらいいか、ちょっとした一言で生徒の心をつかむにはどうしたらいいか等のコツが詰まった内容なので、おススメします。

4: 1日5分! 教室で使えるコグトレ 困っている子どもを支援する認知トレーニング122 

教師が生徒にどう関わるかはもちろん大切ですが、生徒が自分をどうコントロールするか、周囲とどう関わっていくかも同様に大切です。

すごく正直なことを言うと、中学生って自分の能力や周囲の状況を適切に見極めるのがすごく苦手です。

だから、『面白半分でやった。そんなに相手が傷つくと思わなかった。』とか、『別に悪いことなんてしてない。そんなこと言うやつが頭おかしいんだ!』とかよく言ってきます。

ADHDの生徒を担任していた時に、特別支援学級の先生から客観的な状況を伝える方法などを学びましたが、そいういうヒントがつまった本を紹介します。

・勉強への取り組み方
・感情のコントロール方法
・周囲との人間関係の築き方

などの支援方法が実践的に紹介
されています。

5: 通常学級で使える「特別支援教育」ハンドブック これ1冊で基礎知識から実践スキルまで (はじめての学級担任)

「中学生」への特別支援の本ってあんまり多くないんですが、小学校向けの取り組みから学べることってすごく多いです。

発達障害は「その年齢よりも発達が遅れている」ことだから、中1(13歳)で小4(10歳)程度の発達状況とかってことがあるわけですよね。

小学生でもわかることは、中学生だって理解できるじゃないですか。

だから、小学生向けの「丁寧な」指導を学ぶと、中学生にもすごく有効です。

生徒を混乱させない板書方法、わかりやすい掲示物の作り方などを学んでおくことは、自分の仕事のしやすさにももちろん繋がります。

不要なストレスを最初からなくせるわけですからね。

イラストや図でわかりやすく解説してくれている本があるので、紹介します。

6: 学びにくい子へのちょこっとサポート 授業で行う合理的配慮のミニアイデア

突然ですが、私の初任校は、私が赴任する2~3年前まで超荒れていた学校でした。

授業エスケープ、校舎の3階から机や椅子が降ってくる、暴走族が乗り込んでくる…

そんな状況から立ち直りつつある学校だったので、空き時間の先生は教科に関係なく授業を見回りに来てました。

もちろん、私もいろんな授業を見させてもらったり、一緒に授業に参加したりしました!

そこで得たのは、指導内容はもちろん教科ごとに違うけど、自分の授業に活かせるコツがいろんなところにあるってこと。

以下で紹介する本は小学校の授業へのアイデアですが、各教科での支援ポイントを知っておくと、自分の教科指導へ応用できる引き出しが増えます。

ちなみに、私は英語科教員として、国語の先生の「筆写」の授業はすごく参考になりました。

数学の授業で作図道具を使わせるときの指示は、英語の授業でカード等の道具を使うときの指示に通じるものがあったり。

この本の中でも、あなたにとって面白い発見があるはずです。

7: 素質と思考の「脳科学」で子どもは伸びる

生徒の主体性を伸ばすにはどうしたらいい?

「集中」できる環境ってどんな環境?

人間が「学習」するってどんなメカニズムなの?

こんな内容を学べるのがこの本です。

受験勉強のやり方や子どもを潰す大人の対応等々、かなり実践的かつ具体的に書かれています。

生徒との向き合い方にも、保護者と生徒の関係にも役に立つ内容がたくさん盛り込まれた本です。

私はこの本の内容を学級通信で紹介したり、夏休みのしおりに書く「学習の仕方」ページの参考にしたりしていました。

新任教師こそ本を読んで知識をつけよう!一生懸命さは生徒に伝わります。

今回は、教科や担任の有無などに関わらず使える『子どもと接する大人』に役立つ知識を紹介する本を取り上げました。

教育書は高い!
どれか1冊しか買えない!!

さおり
さおり

じゃあ、私のオススメは
7: 素質と思考の「脳科学」で子どもは伸びる

生徒と良い関係を築いて、お互いにハッピーな学校生活にしましょう!

経験も信頼もない若手だからこそ、コミュニケーションが最大の武器になりますよ!!



社会人としての仕事術が学べる本を紹介している記事はこちら↓
初出勤日の流れや持ち物、準備を徹底解説!

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