こんにちは!
というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑
英文法を教えるけど、絶対に教えるべきことって何?要点を押さえた板書をしたい!
こんな悩みに、私の指導実践を紹介します。各文法の具体的な指導法やアイデアではなく、「英文法」を教えるときに必ずおさえておくべき(だと私が思う)たった3つのポイントを、理由と一緒に書いていきます。
英文法の教え方:絶対におさえるべき3ポイント
その3ポイントとは、以下のものです。
以下で詳しく説明します。
1:文法名
指導する文法がなんという名前なのかを生徒に明確に示しましょう。例えば、現在完了とか、関係代名詞とか。
なぜ文法名が必要なのかと言うと、自分で勉強したり調べたりする時の索引になるからです。注意したいのは、文法名を覚えることが大事というわけではないということ。「これは何という文法ですか?」なんてテスト問題は英語を使えるようになる上で超ナンセンスです。
私は、文法名を指導する理由をいつも以下のように生徒に説明しています。
文法名を尋ねるテスト問題は絶対作らないし、受験でも出ない。
でも、名前を知っておけば「この文法苦手だな」って思ったときにググるキーワードがわかる。自分で参考書を買うなら、目次を見て自分がどのページに行けばいいのかわかる。
あと、高校の英語の授業だと文法用語たくさん使うことが多いから、とりあえず知っておくとこの先混乱しづらくなるよ。
2:形
形と言うのは、例えば現在完了なら<have/has + 過去分詞>といったその文法の英語の形のこと。これで、どういう英語を使えば自分が表現したいことが表せるかがわかります。
ちなみに、関係代名詞なら<主格:which/ who/ that、目的格:which/ that (高校生ならwhomも)>になりますね。
生徒がよく間違えて覚えるのだと、ダントツ1位は「進行形」。中学生なら90%くらいが<-ing>って答えますが、これは間違え。正しくは<be動詞 + -ing>です。
3:意味
そして、最も大切なのが意味。その文法でどんなことを表現できるかです。現在完了なら、①~したことがある(経験)②(過去から)~している(継続)③ちょうど/もう~してしまった(完了)と言った感じ。
せっかく文法名と形がわかっても、どう使うかわかっていなければ知識を活用できません。
文法指導って基本的に帰納的か演繹的かの2パターンになると思っているんですが、私が指導する例を以下に書きますね。
【帰納的ver.】
「~したことがある」と英語で言いたいときには、have/has + 過去分詞の形を使います。この文法を、現在完了の経験用法と言います。ちなみに、現在完了には用法が全部で3つあって、これはそのうちの1つです。
【演繹的ver.】
今日は現在完了の経験用法を勉強します。これを使うと「~したことがある」と言うことができるようになりますよ。英語でどう表すかというと、have/has + 過去分詞の形を使います。
おまけ:私の文法指導時の板書はこんな感じ
文字のサイズ的に実際のサイズ感とはだいぶ違いますが…。普通教室の黒板に書くと、左1/3は他のことに使ってるので、それより右に、上半分くらいのスペースをとることが多かったかな。
私のこだわりは、意味→形→文法名の順で書くこと。生徒が「〇〇って言いたい!」ってときにノートを開いてパッと意味が目につくようにしたいから。
あと、英語の指導法とは関係ないけど、クラスの色弱の生徒から「黒板に赤チョークで書かれるとよく見えない」って教えてもらったことがあったので、板書は基本的に黄色と白の2色のみを使っていました。
英文法は英語学習の土台。正しい知識を教えよう!
私が勤務していたのは中学校でしたが、高校でもこのやり方で通用すると思っています。なぜなら私のこの板書は高校時代の先生のパクリだから。笑
有益だと思ってもらえるなら、ぜひパクッてくださいね!
教育学部卒でもない私が指導法をお伝えするのもアレですが…知識がないからこそけっこう本を読んで勉強しました!その中でもヘビロテしてた教育書をまとめた記事もあるので、よければ読んでみてください。
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