教師になる前だからこそできることを知りたい人必見!今やるべきこと8選

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fit runner standing on racetrack in athletics arena教員
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com
さおり
さおり

こんにちは!

  • 大卒
  • 公立中学校英語科講師(1年)
  • 公立中学校英語科教諭(4年)
  • 退職(2019年)
  • ワーホリ(トロント)(2019年~2020年)
  • オンライン塾講師&副業(2020年~2021年)
  • webライティング副業&派遣社員(コピーライター採用)で民間デビュー(2021年~)

というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑

教員採用試験に晴れて合格!
4月の勤務開始までに、今だからこそやっておくべきことをやりたい!何したらいい?

こんな悩みに答える記事を書きました!

私は大学を卒業してそのまま中学校で講師→採用されて教諭として勤務しましたが、今思うと「こんな先生だったらよかったなあ」と思うことがたくさんあります。

今はカナダにワーホリに行き、帰国してフリーランスの仕事をするなかで、いろいろな人と話して、仕事をして、教員時代以上の経験を得ました。

塾講師として中3生や高3生の進路相談に乗ってきましたが、教員現役時代よりも今の方が広い視点で話せていると実感しています。

そんな教員時代に反省点が多く残る私が、「過去に戻れたら絶対こうする!」ということを未来の先生方にお伝えします!

学生だからこそ!教師になる前にやるべきこと5選

woman standing in hallway while holding book
Photo by Anastasiya Gepp on Pexels.com

まずは、今大学生・大学院生で4月に教員になる方に向けて、学生だからこそできることを5つ紹介します。

学生の特権と言えば、なんといっても自由な時間。社会人から教員になる人にはできないことがたくさんあります。貴重な時間を、ぜひ有効活用してください!

1:人付き合いを広げる

教員=世間知らず、というイメージがあったり、こういう言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

実際、私の5年間の中学校勤務を振り返ると、接する人間と言えば、まずは生徒、次に同僚、第3に保護者でした。同居している家族や恋人がいれば、まだ外との接点があるかもしれませんが、基本的に「多忙」ゆえに外に出かける機会すらなかなか持てないのが現場の実情です。

だからこそ、社会人になってもフレッシュ&リアルな学校外の情報を持っている人とのつながりは重要です。今のうちに、今ある人間関係を大切にしたり、さらに新たな出会いを求めて外に出てください。

教員以外の友人・知人の存在は、教員になってからの保護者との会話や進路指導で活きてきます。

2:趣味を追求する

多忙感からの派生ですが、教員になったら、もしかしたら日々の睡眠時間の確保で精いっぱいの生活になる可能性だってあります。私は毎日お風呂に入って布団に入れるかの瀬戸際生活でした。

普通の生活すらままならないと、せっかく休みがあっても体調を崩したり、病院に行ったり、家で寝て過ごしたりでぎりぎりになってしまいます。

趣味に時間を割けるほどの余裕があるかわからない!だからこそ、好きなことは今のうちにがんがんやっちゃいましょう!

私はビジュアル系バンドが大好きなのですが、大学時代にライブに通いまくり、遠征をし、バンギャ仲間と月一でご飯に行ってました。笑

好きなことをとことんやることは、自分自身の心の栄養になります。そして、未来の生徒とその趣味が共有で来たら、ただの「オタク仲間」になれる可能性だってあるわけです。笑

面白い先生は、学校以外のことをたくさん知っている人なはずですよ!

3:やったことがないことに挑戦する

これは、私が海外に行ってみて実感したことです。

やったことがないことに積極的に挑戦してみると、自分がいかに何も知らないかがわかります。知らなかっただけで、実はすごく面白いことに出会うことだってあります。

例えば、私はカナダ滞在中に一人で中南米でバックパッカー旅行をしました。各国の食べ物、言語、自分が現地でした経験などを生徒に話すとすごく興味を持って話を聞いてくれます。

中南米旅行を機に、現在スペイン語を勉強しているのですが、生徒の中には語学に興味がある子がいて、その子は独学でアイスランド語を勉強しています。お互いに「こんにちは」をどう言うか、といったテーマで話ができて、私は個人的にとても楽しいです。

私は、教師は生徒に可能性を多く示すのが仕事だと思っています。だからこそ、自分自身が多くの経験を積んで、さまざまな話を生徒にできるようになると教師として深みがでるんじゃないかなって思っています。

もちろん、海外に行くだけが挑戦ではありません。自分の領域を広げられればなんでもいいと思います。やったことのないバイトをするとか、行ったことのない場所にいくとか。人生経験を積みましょう!

4:やりたいことをとことんやり切る

趣味の追求とかなり近い内容ですが、もし今気になっていることがあれば、今のうちにやってみてください!近くのカフェに行くとか、気になっていたお店に買い物に行くとか、そういうレベルでいいです。

教師としてというよりも、今30代に突入した一人の人間としてのアドバイスになりますが、自分の人生、彩るのも味気なくするのも自分自身です。継続は力なりとよく言いますが、継続できるような「好きなこと」や「情熱を向けられること」に出会うには、それなりに経験の分母が必要です。

継続できなくていいし、何のプレッシャーも感じなくていいので、とにかくフットワーク軽く、軽率にいろんなことに手を出してみると、意外なところで生徒や保護者、同僚と共通点ができます。

そして、教科指導でも「そういえば、こんなことがあってね、」と実生活に根差した例が出せるのも、学校以外を多く知っている先生の特徴です。生徒は「勉強」したいというより、「役に立つ」ことが知りたいはずです。

つまらない(かもしれない)勉強を、生徒に魅力的に伝えるためにも、ぜひ何かに特化した人になってください。

5:教員として必要な知識を勉強する

正直、私はこの教員になるための知識は優先順位最下位でいいと思っています。だって、必要に迫られて知ることの方が強烈なインパクトを持って、自分にインプットされますから。

でも、中高の先生になる方なら教科の専門性を高めるのは絶対に大事ですし、生徒指導や特別支援についての知識をある程度持って生徒と対峙する方がスタートは圧倒的にラクだと思います。(知識がある=実践できるわけではない、というのも実感できるはずです)

教員になる方に向けたオススメ本をまとめた記事や、英語科教員の英語力について書いた記事もあるので、ご興味があればぜひ読んでみてください。

初任者・若手英語教師におすすめの本6選【元中学英語教師アラサー女子より】
新任・若手教師に読んでほしい!教師力・社会人力をつけるおススメ本【元中学校教師アラサー女子より】

英語教師の英語力どれくらいあれば安心?元中学教師のリアルな感覚
【元英語教師が評価してみた】『スタディサプリEnglish新日常会話』実際に使ってみた感想と効果がない人考察

社会人の強味を活かす!教師になる前にやるべきこと3選

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もし今社会人で、次の4月から教員に転職するという方がいたら、上記の学生向けおすすめに加えて、社会人の立場を利用したことをやってみてもらいたいです。

個人的に、私は高校時代民間から転職して教師になった先生が大好きでした!社会人経験があるからこそできること、たくさんあると思います!

1:今の仕事をがんばる!

個人的な考えですが、生徒のうち教師になる子ってかなり少ないと思うんです。10%もいないんじゃないかなあ。

ということは、ほとんどの生徒が企業などに就職することになるはずなわけです。だから、教員以外の仕事経験がある人って生徒にとっては「世間を知っている先生」になるし、刺激も多いと思います。

今のお仕事を一生懸命やることで、今後生徒に「こんな会社で働いてたけど、そのときはこんなことしたよ」とか、「会社勤めも大変だから、親御さんには感謝するといいよ」とか、そういうことが言えるようになります。

正直、教員は教師以外の職歴がない人も多いので、この経験ってかなり貴重です。ぜひ、学校外で働いた経験を生徒に伝えられるように、今のお仕事を全うしてください。

2:今ある人付き合いを大切にする(コミュニティを広げる)

学校の先生になったら、仕事の忙しさや土日の部活のせいでほとんど学校外の大人との関りがない、なんてこともあります。だからこそ、今ある非教員との付き合いは貴重なものになります。

教師として、大人として、私が魅力的だと思うのは人生経験が多い人です。生徒のこれからの人生には、あなたが経験したことのないようなことも待ち構えているでしょう。そうなったときに、一つでも多くの経験があれば何かアドバイスできるかもしれないし、「こんな人がいたよ」という大人の例を示せるかもしれません。

進路選択になったとき、「こんな職業もあるよ」「こんな働き方もあるよ」と、自分や友人・知人の例を引き合いに出して生徒に伝えられたら、それに憧れたり影響されたりする子がいる可能性だってでてきます。

だから、学校という狭い(閉鎖的な)社会に入る前に、ぜひ今あるコミュニティとのつながりを深め、できればさらに多くの人と出会っておくのがおすすめです。

3:荷物の整理(家の片づけ)

教師になると、持ち物や服装が今までと変わるという人も多いと思います。忙しい教師生活が始まる前に、荷物を整理しておくとスッキリした気持ちで新しい一歩を踏み出せるはずです。

もし今ある程度の値段のする服を着ている人なら、おそらく汚れてもいい服をワードローブに入れるようになると思います。学校教員は掃除するし、生徒と一緒に遊ぶことだってあるので、一着1万円とかの服はなかなか着なくなるんじゃないかなと思います。

服や靴の他に、教員人生で増えるものには教育書があります。私は退職するとき学校や後輩にプレゼントしてきましたが、その量は段ボール数箱分でした。

これから増える物もあるはずなので、「プライベートで必須」「仕事で必須(予定)」などと物の仕分けをしたり、不要なものは処分したりするといいですね。

時間を有効活用して、教員デビューに備えよう!

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Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

別に脅すわけでもなんでもないんですが、教師になるとけっこう疲れるし、忙しいです。単純に、若いエネルギーと接するだけでも刺激が多く、体力的にも精神的にも疲労がたまります。

そんな環境に身を置く前に、自分自身の魅力を高めたり、好きなことを追及したり、体調を整えたりする時間を持つと、新しいキャリアをスムーズにスタートできるはずです。

通院が必要な人は、病院にも行っておくのがいいです!(私はドライアイで定期的に眼科にかかっていますが、教員時代は次の休みがいつかすらわからない生活だったので…)あと、歯医者とか治療に時間がかかるものも先に行っておくといいですね。

教師の仕事は、現場に立たないとどうにも見えてこないことが多いです。だからこそ、最低限の知識を携え、自分の経験を最大の武器として磨いておくことをおすすめします!

教師としてはもちろんですが、それ以上に「人間として」魅力のある人になるための期間にしてください!

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