こんにちは!
というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑
学級通信を出したい!書き方のポイントや書くときに注意すべきことが知りたい。
こんな悩みに答える記事を書きました。
この記事の信憑性は以下のとおりです。
学級通信は、内容より書き方次第で生徒や保護者に信頼されるかが変わります。私が4年間で学んだ、保護者に喜ばれて信頼してもらえる学級通信の書き方を紹介します。
学級通信の書き方。発行前に絶対やるべき3つのポイント
この記事を読んでいる先生は、「良いクラスにしたい!学級通信を学級経営の柱にしてがんばるぞ!」と意気込んでいるのではないでしょうか。学級通信は+αの要素なのに取り組もうと思うのは学級のことを大切に思う証拠です。
でも、ちょっと待ってください。学級通信第1号を出す前に絶対やるべきことが3つあります!
以下で詳しく説明します。
1:発行していいか学年主任や管理職に確認
学級通信第1号を書き始める前に、必ず学年主任に学級通信を発行していいか確認しましょう。理由は、学校によっては学級通信を禁止している場合があるからです。
学級通信なんだから、担任がやるかどうか決めていいじゃん!と思うかもしれませんが、学校はチームで動いています。学年の足並みを揃えないと、「あの先生はやってくれるのに、うちの担任は何もしない!」と批判されることがたくさんあるのです。学校で学級通信を禁止している場合は、こういった背景があります。
学校で禁止していなくても、学年主任の意向があることも多々あります。書き終えてから、「いや、学級通信出しちゃだめだよ」と言われないためにも、まず最初に学年主任や管理職に確認を取りましょう。
2:学年の先生にさらっと報告
管理職や学年主任がOKを出してくれたら、念のため学年職員には「私は学級通信出そうと思います」と伝えておきましょう。理由は、学校や学年として学級通信を発行することに問題がなくても、他の先生が「うちはやらないからあなたもやらないで」ということも極稀にあるからです。また、他の先生からアドバイスをもらえることもあります。
若手の場合は特に、自分が何を考えて、どう行動するかを周囲に伝えることは大切です。学校教員は仕事に明確なルールがあるわけでもなく、自分専属の先輩教員がついて手取り足取り教えてくれるわけでもありません。動いてみたら実はタブーだったということもたくさんあります。(私はそれでたくさん失敗しました)
周囲と足並みを揃えるため、風通しを良くして助けてもらいやすい環境を作るためにも、学年の先生への報告は大切です。
3:生徒の家庭環境をチェック
具体的に言うと、家庭内暴力等で家族から逃げてきた生徒や写真掲載NGの生徒がいるかを確認しましょう。
説明しやすくするために例を出しますね。
(例)Aさんは父親のDVから逃げるために、父親に内緒で母親と逃げてきた。母親からの要望で、父親に居場所を知られたら困るから、学校からのお便りに氏名や写真を載せないように言われている。
こういった生徒が学級に在籍している場合には、学級通信に生徒のフルネームや写真を載せるのは避けた方がいいですよね。
生徒の身の安全に関わることもあるので、発行前に必ず確認しましょう。
保護者の信頼を失う学級通信に共通する5つのこと
以上の3点の確認がとれたら、いざ執筆です!しかし、学級通信がきっかけで保護者が学校に不信感を抱くこともあるって知っていましたか?
こんな学級通信だと保護者や生徒の信頼を失うというポイントを5つまとめました。以下で詳しく説明します。
1:誤字脱字
学級通信に限らず、すべての書類であってはいけないのが誤字脱字です。特に教員が出す文書で誤字脱字があると、保護者は「教育者なのに字を間違えるってどういうこと?」「この先生がうちの子を教えるの?」と思ってしまいます。
学級通信を書きながら注意し、書き終わったら読み返し、印刷前に再度見直しをして、徹底的に誤字脱字を防ぎましょう。
2:言葉遣い
小学校の頃から、生徒は「手紙は保護者に渡す」と指導をされています。生徒に読んでほしい内容の学級通信でも、保護者が読むことだってもちろんあるのです。言葉遣いは常に丁寧に、教育者として望ましい表現を使いましょう。
くだけた会話調のセリフとしてなら「~だよね」等はOKかもしれませんが、あくまでベースは保護者向けの言葉遣いを意識しましょう。そうでなくても、若手教師がわが子の担任というだけで保護者は不安です。その不安を少しでも取り除ける学級通信にしたいですね。
3:特定の生徒ばかり取り上げる
生徒の作品や感想を取り上げる場合には注意が必要です。「いつもAちゃんばかり載ってる」「うちの子はいつも載せてもらえない」と思われてしまったら、「先生はうちの子のことを見ていない」「ひいきだ」となりかねません。
私は道徳の感想や行事写真を学級通信に載せていましたが、基本的に一紙面に学級の生徒全員が載るようにしていました。複数のグループ写真を載せるときには、載る回数(枚数)に偏りがないようにすることも大切です。
4:生徒のネガティブな面をとらえる
普段、保護者は教室の様子を見ているわけではありません。だからこそ、保護者は学校に対して不信感を抱いているという前提でいた方がトラブルを防ぐことができます。
生徒のネガティブな面を伝えたい場面ももちろんあるのですが(忘れ物が多すぎる、授業中居眠りしている人が増えてきたなど)、学級通信には極力ポジティブなことを書くようにしましょう。基本的に、9褒めて1叱るのがちょうどいい割合です。
それでもどうしてもネガティブなことを伝えたいときには、以下のような表現を使うのがおすすめです。
5:配慮に欠けた表現
教師の言葉は目に見えない形で生徒に影響を与えます。例えば、私が担任していたクラスには不登校の生徒が3人いました。このクラスで私が常に気をつけていたのは、「お休みしてしまった子がいました」といった表現。欠席=悪だというイメージを生徒や保護者に与えたくなかったからです。例を挙げてみます。
どうでしょうか?悪い例だと「休むって悪いことなんだ…」というニュアンスが少し含まれていると思いませんか?「学校には登校するもの」とはっきり書かれていなくても、こういう無言のプレッシャーが生徒にはグサッと突き刺さることもあります。長欠生徒の保護者が見たら、「うちの子はずっと学校に行けてないからもっとダメだよね」と思ってしまうかもしれません。
いちばん敏感な生徒や保護者にどう響くかを考えて言葉を選ぶことが大切です。
学級通信を正しく書いて、生徒・保護者との信頼関係を築こう!
学級通信は、うまく使えば保護者も生徒も楽しみにしてくれるツールになります。
良い例は挙げてキリがありませんが、絶対に避けるべき点を知れば、満点は取れなくても合格点を狙うことができます。先輩教員の知恵を借りたりしながら、生徒にも保護者にも有益な情報を発信をしていきましょう!
私が30分で学級通信を書けるようになったコツはこちらで紹介しています。
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