こんにちは!
というちょっと変わった経歴!
好きなことを楽しくやって生きているさおりです!笑
そろそろ冬休み!
日番の時間とか、ちょっとした出勤時間を使ってできる仕事は進めておきたい。
何をしたらいい?
こんな疑問に、5年間中学教師として勤務した経験から「冬休み中にこれやっておくと1月以降超ラクだよ!」ってことを紹介します。
みなさんそれぞれの勤務実態に調整して取り入れてみてください!
中学教師が冬休みを有効活用すべき理由
冬休みって短いし、そんなにできることないでしょ?って思う先生、いませんか?
個人的に、冬休みは夏休み以上に事務作業をやっちゃえるチャンスだと思っています。冬休みを制す教師は3学期(学年末)を制す、と言っても過言ではないです。笑
まずは、冬休みが教師にとって貴重な理由を解説します。
1:実質、冬休みが年間最後の長期休暇
学校の長期休暇と言えば、夏休み、冬休み、春休みですよね。でも、教師にとって春休みは全く(本当に、まったく!!)休めません。
というのも、春休みは進級準備や新しい学年への異動、もしくは学校間異動があるから、休む日なんて誰も作れないってくらい、出勤する日々だからです。
ちなみに、春休みの業務内容をざっと上げると、
・教室整理(卒業生を出したなら、なおさら。教室を空にします)
・机椅子など、備品の点検、入れ替え
・新しい教室への荷物搬入
・教室環境のチェック
・職員室異動(学年が変わると職員室の島も変わる学校はあるはず)
・新しい先生を迎え入れる準備
・入学式、クラス替え発表の準備 ・・・
あげればキリがないですね。苦笑
ということで、春休みに学年末の締め作業なんてやってる暇はありません!だからこそ、事務的な作業でできることは冬休みにやるべきです。
2:冬休み明けは怒涛の日々
冬休みが1月上旬で終わって、その後の月行事予定はどうなっていますか?授業日数は?学級の数は?テストはいつ?考えてみると、けっこう毎月予定が詰まっているはずです。
普段なら「よし、体育祭が終わったから少しまた落ち着いた日々が来るぞ!」なんて思えたところも、たった2か月ほどで進級、進学を控えたこの季節は一息つく間もありません。
つまり、日々授業、行事、テスト、年度末のまとめ事務作業(会計、研究のまとめなどなど)に追われるわけです。だからこそ、冬休みにやって差し支えないものはさっさとやっちゃうべき!なのですよ!
余裕のある1~3月にするために、教師が冬休みにやっておくべき7つのこと
冬休み後の生活がどれほど恐ろしいか、わかっていただけましたか?笑
脅すわけじゃないんです。ただ、大変だってわかってれば、先回りして回避できることだってあるって言いたいだけで。
では、冬休み中にやっておいたら、3月の自分が「あのときの自分、まじ神…」ってなるようなTo Doを紹介します!
ちなみに、先走ってやると「学年の方向性と違う」とかって言われちゃうこともあるかもです。これを回避するために、他の先生の様子を探るのがおすすめ。以下の記事で聞き方やチェックポイントを解説しています。
1:通知表の入力
学級担任の人向けの話ですが。3学期制の人も2学期制の人も、3月には学年末の通知表を出しますよね。これ、入力できる項目はもう入れちゃいましょう!
私は2学期制の学校勤務だったので、後期の係、委員会、部活などの欄は冬休み中に入力していました。
入力まではできなくても、「行動の記録」の〇をどうするか案を出すことも冬休みでできちゃいます。(できるだけ、冬休み前に学年で基準を統一できるといいです。学年主任の先生など、学年の先輩方に「どうしますか?」って聞くのがおすすめ。)
2:要録処理
学年末の特殊作業と言えば、指導要録です。年間の成績はまだ入れられないけど、これもやはり特別活動の記録や所見などはある程度進められます。
要録は、所属自治体の教育委員会などが年に一回など、定期的にチェックしていると思います。学校には20年?(だった気がします)保管しなきゃいけない公文書なので、ミスしちゃいけないからです。要録の書き方は学校で指示されるはずなので、まずは指示通りに下書きしてみて、学年主任に見てもらうといいでしょう。
3:学年末テストの概案作成
学年末テストは、冬休みの段階で半分くらいは作成できるはずです。理由は、学習する範囲が自ずと決まっているから。教科書を終わらせなくてはいけないので、前回のテスト(2学期期末とか、後期中間とか)範囲以降~最後までを目安に作成できます。
私は英語科だったので、リスニング問題は冬休み中に作っていました。教材を選び、CDの準備をするだけだからけっこう簡単でした。筆記問題も、問題構成やざっくりした案を作っておくことができますよね。これだけでも、休み明けにゼロからやるよりかなりラクになります。
4:授業プリント等の作成
授業準備も1か月分くらいやっちゃうといいです。ルーティンワークとして取り組むようなプリントとか、次に扱う単元で使いたいPowerPointの資料とか(もちろん紙媒体でもいいです)作っておくと、休み明けの帰宅時間が早くなります。
教科でなくても、道徳や総合で使う資料も作っておくといいですよ。何をやるべきか迷ったら、「1月最初の1週間で自分がやらなきゃいけない仕事」をイメージするといいです。それを片っ端から片付けちゃえば、スタートの1週間は何もしなくて済みます。
5:学年末の学級でやることを考える
卒業学年やクラス解体がある場合、私の元勤務校ではDVDを作って上映(もしくはプレゼント)したり、クラス写真を印刷してプレゼントしたりする先生がいました。私は写真をワードにペタペタ張り付けて、学校のプリンターでカラーコピー→ラミネートして渡してました。
こういう、最後の学級でやりたいこととかを進めるのも、冬休みの余裕があるときだからこそやっちゃえますね。
6:書類仕事を片付ける
春休みが忙しいというところで書きましたが、年度末のまとめの書類ってけっこう面倒くさいです。研究のまとめ(学級、教科、校務分掌)、学級費や委員会予算などの清算、校務分掌に関わる教育委員会への提出文書などなど。
今のうちにやってしまえるものは、さっさとやっちゃいましょう!少なくとも、年度初めに書いたとき以降の「途中経過」くらいは書けるはずです。
会計関係は、業者さんなどに頼んで〆られるなら〆てしまうといいです。会計報告書も、レシートのコピーとって張り付けて…とか手間がかかるので、日番が入っていればそのときに作業しちゃうといいですね。
7:ちゃんと休む
ここまでいろいろやるべきことを紹介しましたが、自分の身体と健康がいちばん大事です。普段せかせか忙しくしている教員だからこそ、座って半日過ごすとかって苦手な人も多いはず。
半日だけ出勤して、帰れるならサクッと帰っちゃいましょう!そして、ゆっくり寝たり、病院に行って体調整えたりしてください。
休み方がよくわからないよー!って先生がもしいたら、私のおすすめの休日の過ごし方を紹介した記事もあるので、読んでみてくださいね。
短い冬休みを上手に使って、日頃の多忙感を解消しよう!
ひとまず、ここまでお疲れさまでした!大変なこともたくさんあったと思いますが、冬休みまでたどり着いた自分を盛大に褒めてください!
そして、冬休みにしっかり休みつつ(年休はどんどん使いましょう!)出勤するときには年度末を見通した作業をして、1月以降をラクにしましょう。周りの先生方とのコミュニケーションを大切にしてくださいね!